たとえ話としてわかりやすいのが「マクドナルドのクーポン」。
それと同じようなものを実現するASPサービスなのですが、おサイフケータイ対応アプリを自社のためにわざわざ作る必要もなく(汎用的に使える)、比較的安価で導入運用できるものです。ちょっと興味深いものもあったのでお話をお伺いしてきました。
まずクーポンをゲットするには、ケータイの普通のWeb画面から取得できます。
かざすフォルダにダウンロードします。
するとおサイフケータイに書き込み始めます(これはフェリカネットワークスが開発した「おサイフケータイWebプラグイン」になります)。
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そして実際に使用するときには店頭のレジの横にある、カードリーダーなどで読み込みます。
クーポンを読み込んだあと、そのままiDなどのサービスで支払いを済ませることができるので、ケータイだけでクーポンと支払いがすべて出来てしまいます。
このASPサービスの特徴としては、企業側で専用システムを構築する必要がなく、専用アプリケーションも開発する必要あありません。クーポンの画面のケータイWeb画面に集中することが出来ます。
特に中小のチェーン店などでも導入しやすいコスト体系で、販促で検討する価値はありそうです。来年の2011年1月開始予定で、すでに問い合わせなどを受け付けているようです。
さて、このASPサービス、これだけではありませんでした。
なんと、ケータイ自身をカードリーダーにしてしまうことも出来るのです。
たとえばレジなどないような小さなお店や端末を置く場所が無いようなスタイルの業態などでは、役に立つでしょう。
ケータイ同士を重ねあわせて、何やってるんだい?という感じですが、これは奥の白いケータイのほうが、クーポンを持っているお客さんのケータイで、手前の黒いケータイがクーポンをもぎ取るお店側のケータイです。
つまりお店側のケータイがカードリーダーになるわけです。Suicaで例えると、自動改札機になるようなものです。
すっかり思い込みでお金とかクーポンを吸い取られるだけのものだと思っていましたが、ケータイで徴収する仕組みが構築できるんだということを実感しました。
そう考えると、ケータイだけで、受付や認証を行うこともでき、これが、また新たなイベント受付手段にもなるのではないかと思いました。
そして、もしかしたら、この発想がマイクロペイメントの新しい方法になるかも、と思いました。
ちょっと気になるサービスです。