今、契約しているコワーキングスペースの固定席。固定電話も引ける契約になっているのですが、オフィスの特性上、きまってデスクにいるわけではありません。
スタッフの在席しているオープンスペースでの作業や自宅、外出先にいる割合も多く、固定電話を引いても電話に出られないことが多そうです。
会社としては03番号を代表電話にしたいところですが、転送サービスにコストをかけるほど電話が多いわけでも無く、また自分のワークライフに即したサービスにも出会っていませんでした。しばらくは携帯電話やIP電話でも良いかと考えていました。
そこで050PlusなどIP電話を会社の代表番号にしてみたのですが、パケット通信が快適ではない時の不具合を感じていて、特に渋谷の夕方の街中では途切れがちでなんとも、という感じでした。
さらに、名刺に会社の電話番号として050番号を印刷したときに03番号との印象の違い・違和感も強く感じていました。
会社として次のステップへ行く活動を模索していたところ、03番号を取得出来て、今のライフワークに合うauオフィスナンバーというサービスを見つけ、さっそく契約しました。
※ただし法人向け
auオフィスナンバーとは
これはau携帯・スマートフォンの法人契約者向けのサービスとなります。
auオフィスナンバー | 携帯電話サービス | KDDI株式会社
うちの会社の場合、渋谷区に登記しているので、東京03番号が使えるようになっています。
割り当てられた03電話番号にかけると法人契約しているau携帯に着信します。また、03番号として発信することもできて、相手の携帯電話にもその03番号で通知することも出来ます。
au携帯で発着信できるので、auの電波がつながるところであれば場所はどこでもいいのです。固定電話でコードレス電話にしても距離の壁があるのですが、携帯であれば使い勝手がずいぶんと変わります。
自宅でも外出先でもコワーキングスペースなどのオープンスペース、カフェなど、どこでもこの03電話番号を発着信ともに使えるのがノマドワーカー会社としては必要最低限の条件です。
最大の決め手は時間外・休日アナウンスが流せること
決め手はいくつもあったのですが、会社としての最大の決め手はこれです。
いくら03番号を持っていても夜間・休日にも仕事の電話がかかってくる。そうなればオンとオフの切替が出来なくなってしまいます。
auオフィスナンバーなら時間外や休日アナウンスを流せるようになっているので
このようにきめ細かくスケジュール設定が出来ます。仮に昼休みの時間が固定であれば昼休みのアナウンスを流しても良いかもしれません。そこまで細かく設定できるのです。
アナウンスも営業時間外メッセージだけでなく定休日と複数使い分けできるので便利です。特定日(曜日指定ではなく日付指定)でのアナウンスを流すことも出来ます。
これらのアナウンス音声は自分で作っても良いのですが、サイトにも無難に使えるものが用意されているので、それを使うのも手でしょう(wavファイルへのリンクが貼ってあります)。
料金は意外に安い!?
料金 | auオフィスナンバー | KDDI株式会社に詳しくあるのですが、ボクの場合転送機能も含めてランニングが月額1,000円に満たないのです(基本840円+転送105円)。
そして、通話料。ここ、実はすごく重要なのです。
国内固定電話 (IP電話含む) あて、携帯電話あて(au携帯電話あて/他社携帯電話あて)、PHSあて、つまり海外ではない国内すべてなのですが、
7円 (税込7.35円)/30秒
なのです。IP電話から国内固定電話だと3分8円ぐらいかもしれませんが、そもそも携帯電話から直接の通話料と比べるとずいぶんと安い設定になっています。
スマホのLTEプランに隠された高額通話料のワナ(週プレNEWS) – livedoor HOMME – livedoor ニュース
「実はLTEプランは、高速通信技術とはまったく関係のない通話料が超割高なんです! 通話料は3社(ドコモ・au・ソフトバンク)とも足並みそろえて30秒21円。うっかり1時間話してしまうと、2520円にもなる。同じキャリア同士であれば通話料無料になるオプションもありますが、同じキャリア以外の通話は詐欺同然ともいえる高さなんですよ」
そうなんです。機種変更して気づかないうちに携帯の通話料が高くなってきています。
30秒21円です。
これと比較すると3倍の違いがあるわけですから、この03番号から電話をかけたほうが携帯から電話をかけるより通話料が安い、ってこともあるのです(ソフトバンク同士無料のホワイトプランとかそういうのもあるのですべてがそういうわけではありません)。
ボクはたまたま手元にauのスマートフォンがあったのでこのサービスにすぐに飛びつきました。
もし安いプランが選べて激安au端末を買うことが出来れば、へたに固定電話を引くよりもメリットが享受できて思ったよりもコストをかけずに快適な会社の電話窓口を用意することが出来そうです。検討の候補として入れても悪くないサービスだと思います。