昨晩は何故かいろいろと落ち着かず眠れずということで、最終的に本を読むことにした。といってもブクログのパブーで買った「こんな僕でも社長になれた」。電子書籍である。今なら500円で買えるということもあって、さくっと買って一気に最後まで読み終えた。気がついたら午前5時。
両親が離婚→母子家庭だったとか貧乏だったとかタイミングは違えども、自分自身の人生と重ねて読んでしまう部分も少なくなく、そして今の自分のこのステータスと社長になれた人との違いをぼんやりと考えさせられる眠れない夜になりました。
実はこの4月、時期尚早すぎるということでそれはあり得ないと思いながらも、外部からの圧力もあり、起業せざるを得ない(フリーランスから法人化)状況になってしまいました。何から手を付けたら良いのかわからないというのもありますが、それよりも今の自分の状況でそんなことができるわけないとも思うわけです。良くも悪くもブレーキをかけているんだろうと思います。いや、でもその外部の圧力でなし崩し的に動くのだろうかとも感じていて、それでいいのだろうか、とも思ったりします。
そんなふわっとした自分の中にこの本は「逃げたっていい」ということを教えてくれます。サクセスストーリーだとか起業とかビジネス本は堅いものが多い中、読みやすく、そして何よりも起業に対してさほどあれこれ考え抜いてするものでなく、むしろさくっと起業してそこから堅実に運営していくことに重点が置かれていると感じました。
特に会社の成長や資本提携の申し出を受けるタイミングと同時に合わせて説明されている考え方は今後の仕事をしていく人生の中でも大きな参考になると思います。
PDFで141ページなのでそれほど厚くもなく、さくっと読める本になっています。そういった意味では気軽に読み始めて読み終えることが出来る本であり、起業もそれぐらいに気軽に始められる、という意識に変革させられる気もしました。
とは逆にサービスを維持する責任、従業員やお客さんを大切にする責任、家族を守る責任、責任という二文字の言葉にすると重いかもしれませんが、しっかり押さえておくべきことをきちんとしている、それが当たり前のことだ、ということを強く自分自身の行動にも受け止めておきたい。