文庫本ということで、数日かけて電車の移動中などでこの本を読んでいた。
中には「ああ、そうだよなぁ」と共感できる部分と「うげっ、それって俺のこと?」みたいな心に痛く突き刺さるものもあった。この本を読んで反省する部分もあるし、気をつけようと思った。
しかし、これは話し方だけでなく、文章の書き方につながるものも多い。
特にブログでの記事だ。
筆者の樋口裕一さんはもともと小論文などの添削を多くされている方です。そこから愚かな文章をいかに鋭くさせるか、ということをやっているうちに書き方と話し方にも愚かな部分に共通点があることに触れられている。
このブログでもそういうことを頭に置いた上で書いていきたい(という時点で愚かだったりしてw)
さて、気になったものをいくつか書き出します。
すんだことをいつまでも蒸し返す
後悔することは僕にもあるし、他人に対して許せないこともあります。
しばらくはHOTな状況で怒りなどの感情もあるかもしれないが、それをいつまでも蒸し返すというのは進化もないし、非常に愚かな行為だと思った。
失敗しても悔やんだり反省したりするからこそ、成長があるのだが、同じことをずっと同じようにしていては成長が無い。
逆に新しい反省すべきことを見つけていくことも大切だと僕は思った(一応自分の意見もここでいれてます)。
優柔不断ではっきり言わない
「女性に最も嫌われるのは自分の意見、好みをはっきりと出せない男だ」
あいたたた・・・。
どうしても女性を優先してしまい任せてしまうとか尊重する(つもり)癖があったりするのですが、それはレディースファーストのつもりであっても、女性から見れば決断力のないようにみえている。
やむを得なく、そういう環境下にいたこともあったが、はっきりと自分の意見を主張するということは、たとえ女性の意見を尊重するとしても必要なコミュニケーションであると思った。
それが女性に自分を理解してもらうためのポイントだと思い、反省。
現状を正確に捉えられない
自分の主観によって現実をゆがめて考える。
僕もこれに当てはまる部分も多いが、ここでの例は出張するにしても飛行機のチケット予約とか忘れ物とか余計な心配ごとに焦点が当たり、大切な仕事の準備がおろそかになってしまうことにも書かれている。脳天気すぎるのも問題だが、本当に関心を寄せなければならないのは何か、ということを考えながら、現状を正確にとらえるようになりたい。