昨晩のブログ記事でも書いたこの本「弾言 成功する人生とバランスシートの使い方」ですが、昨晩と今朝で一気に読み切りました。
改めてカネ、モノ、ヒトの関係性、そしてバランスシートという切り口でわかりやすく解説しているこの本に感謝です。
ワーキングプア問題の本質は、もらえる給料が少ないということではなく・・・
昨今ワーキングプアという言葉がよく語られています。
ワーキングプア問題の本質は、もらえる給料が少ないということではないんです。多くの貴重な時間が奪われているということなんですよ。
1日中日雇い派遣などで働いても最低限食べていくだけの収入しかない。
これは自分の時間を安売りしているしかない。モノはお金で取り返せるかもしれないけど、一番貴重な時間は神でも取り戻すことができない。
これは多くのビジネス書でも時間の貴重さは語られているものの、ワーキングプア問題は収入が少ないという面にフォーカスを当ててしまっている自分に、違う視点でその本質を気付かされた。
その自分の貴重な時間を費やすその作業は本当に必要か?
改めて自分に質問をしてみたい。自分はその時間を知的生産活動に活かせているか?
重要なのはなんでも数値化すること
たいていの人は、物事を「いい」か「悪い」か、つまり「定性的」にしかとらえていません。そうではなく、「定量的」に考えてみる。いい悪いではなく、ナンボで考える。
数値化してなくて、曖昧なままにしていることもあります。
例えば私自身も「ジムに最近行ってないなぁ」とすごく曖昧な捉え方をしていたのですが、具体的に1か月に何回ジム行ったかということを数値化していると、物凄く高い買い物をしていることに気づかされます。
ジムへ行っている回数の記録から・・・ | その他(ライフ) | 気楽にやろう、無理しないで | あすなろBLOGより引用:
こうやって振り返ると月会費と比較して1回あたりのコストが春から夏にかけて急上昇していることがわかります。7月は1回も行かず1万円近い会費をドブに捨てるような大変もったいないことをしていること気づきます。
これだとその都度会費を払う都度会員とかになったほうが良さそうと見直すことも出来ます。
ここで具体的に「では、月額会費制でなく都度会費制のジムのほうが良いのでは!」と次のアクション(改善)につながるのです。
そういったことを繰り返し続けていくうちに知的生産性は向上していくのではないかと思います。
カネで考える人間関係
なんかカネと人づきあいを重ねて考えるのはイヤらしいという美徳みたいなものがあります。
しかし、この本ではきっぱりと見えないお金も含めてコストと考えて人間関係を見ています。
FXなどの投資と同じように、一度こじれた人間関係は早めに損切りして利益確定させる、という考え方には、なるほどと思わされました。ズルズルと引っ張るとお互いに心がすり減りますし。損切りして距離を置くというのは健全なココロの経済活動かもしれません。
まとめ
実はこの本ではもっと資源や自然破壊、エネルギーのことなどにも話が及んでいます。それらの全体像を見据えて、この本を読んで自分はどうするか、ということを問われている気もするのですが、まだそこまでしっかりとこの本を読みこめてないのが事実でしょう。
改めてこの本を読みなおして、理解を深めていきたいと思います。
コメント
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「残業だらけの上に給料が安い」とか「やりたいことが見つからない」、あるいは「恋人…