先日、自分の経営する会社の経営会議を開くことになり、その会議への参加を打診したときに話したことをもうちょっと明確に為て文字にしておきたい。
会社を経営していて営業とかうまく行かなかったときでも固定費というのは一定してかかり続ける。
この固定費が経営難のときにどれだけ苦しめることになるか。
それを身をもって体験してきた。
そして、今は固定費が低くなるように、気をつけている。
起業してやりがちなこと
ちょっとでも背伸びしていいオフィスを構えたい、自分や自分の会社を身の丈以上に良く魅せたい、そう思う人も少なくないでしょう。
また、それをすることによって仕事が取りやすくなる、と誤解しがちである。
確かに、住所があのビル!とかだと名刺交換してビックリされることもある。
ちょっと前まで、なんかよくわからん小僧がそんなごついビルで社長とかやっているのかと。
たしかに、これで見栄をはっていれば、大丈夫かな、とついてくるお客さんもいるかもしれない。
実際にそういうお客さんを獲得できたという話も耳にする。
しかし、そんなことはどうでもいいし、自分の会社と取引することで何が得られるか、何が提供されるか、ということのほうが圧倒的に重要で、それがきちんとしていないと、お客さんとも長い付き合いにはならない。
でもその家賃という固定費の分、人件費にあてたらどうだろうか。
家賃10万円ダウンで産まれる雇用
10万円だとアルバイト程度かもしれないし、短期のちょっとした外注レベルかもしれない。
でも、少しでも自分の仕事を手伝ってくれる人がいたら、どうなるだろうか。
今までその10万円を稼ぐためにガムシャラに自分一人で稼いできたかもしれない。
でもその分のコストをアルバイトの雇用や事務スタッフの外注に充てたらどうだろうか。
すべての雑用から一人会社の場合はすべて自分でこなしがちだが、「誰にでも出来る仕事」を第三者に任せたら経営者はどうなるだろうか。
より、本来やるべき仕事にできるはずである。そして、それで売上が上がれば、さらに人件費として多くの支払いが出来る。
そう、結果的に雇用を作ることになる。
見通しがつく
これまでもアルバイト雇用を続けていたが、6月より経理に明るい事務スタッフにジョインしてもらった。
入ってもらうことにより売りになる戦力がアップするわけでもない。あくまでも裏方だ。
秘書としても業務もできそうな方なのですが、この方に入っていただいたおかげで、ボク個人としてはすごく助かっている。
経理とかどうしても時間とられてしまう。でも任せることによって、自分の時間が出来る。
これまでは自分がガムシャラになってやるしかないので、その範囲でしか物事が進められなく、また見通しもその程度だった。「来月もまた、来年もまた、必死にやり続けているだろう・・・」
休みもとらずにとにかく自分が手を動かして片付けるしかなかった。
人を雇って、任せることによって、今まで苦手だった休みをとることも、新たなことを考えて前向きに攻めることも、実現できた。
今まで出来なかったことが実現できそうな見通しが出来たのだ。
リスクよりも、これから良くなる仕組み作りを
もちろん、やめるリスクやミスをするリスクも発生するけど、信じて仕事を任せてみるのはどうだろうか。
いつまでも去年や今年と同じペースで仕事していても、老いによって、それが続けられなくなるのは明白だ。
ならば、もっと頭を使って、そうなる仕組み作りをすべきである。
トシをとった分、経験もたくさん為てきているから、それを元に考えること出来るはずである。考えて、最も良い答えを探す側になったほうが、新たな道が開けるのでは無いでしょうか。
今年の最後3ヶ月はそれにチャレンジしていきます。
コメント