M1 MacBook Airが手元に届いてから、1ヶ月になろうとしている。
この時にも書いたように、もともとサブマシンの位置付けで購入を決心していました。そしてそれは今も変わりません。
理由①1.5時間作業+1.5時間の打ち合わせでも73%残とバッテリーライフが長いから
サブマシンとして、外出時に持って行く際には、バッテリーライフの長さというのはとても重要です。
例えば電源アダプタを持ち歩く&電源カフェを探す、ということからボクたちを解放してくれます。
1日8時間外出Macで作業していても、実際にバッテリーがもってしまいます。すると、そもそも電源アダプタを鞄に入れて外出しなくて済むわけだから、必然的に荷物も軽くなるし、電源のある席を探すという手間も省けて、いつでもどこでもMacBook Airを開いて作業が出来ます。
寝る前に電源アダプタに接続して、朝までフル充電しておけば、外出先では一切充電のことを気にすること無くどこでもMac作業が出来るという恩恵にあずかれるわけです。
これは今までのMacBook Proではあり得ないことでした。だいたいファンも回って、予想よりバッテリーを消耗するので、外出時には電源アダプタをもっていないと不安な位でした。
今回のM1 MacBook Airはそこからボクたちを解放してくれました。
そして、外出時にのみもっていくサブマシンとしては最軽量MacBook Airモデルということだけでなく電源アダプタ不要になることで、モバイル性が著しく向上したのです。
気がつけばリュックの荷物の重さがMacBook Pro 16inchの時よりも格段に軽くなっていることを身をもって体感しています。
理由②サブマシンとしての処理能力がメインと比べても体感上遜色ない(むしろ快適)
Appleシリコンに最適化されたアプリを使うときは特にその恩恵にあずかれるのですが、そうでなくても(Rosseta2というエミュレーター経由でも)機敏に動いてくれます。
数々のベンチマークや動画レビューなども出ているので詳しくはそちらも見て欲しいのですが、概ね評価は高いと思います。
そして、MacBook Pro 16inchを使っている自分としては、体感上遜色ないと感じているぐらいです。
つまり自宅で使っているメインマシンと同等の処理能力を載ったサブマシンなのです。
通常サブマシンはスペックダウンしたものか、一世代前のマシンとかになることが多いでしょうが、今回のM1 MacBook Airだと、その辺のハンディを背負っている感じがしません。
理由③サブマシンにしかならない理由もある
一方で、サブマシンにしかならない理由もあります。
ひとつは、外部ディスプレイが1枚に制限されていること。
MacBook Proだと、外部ディスプレイ2枚のトリプルディスプレイ構成で運用出来ているものの、M1 MacBook Airだとそれが実現できません。まだまだ、このディスプレイ構成でメインの作業をしていきたいため、これが実現できるモデルの出現を待つしかありません。
次に、まだ未知のものを含めM1搭載Macには不具合がある可能性があるからです。
いきなりメインマシンとして乗り換えてしまうには、リスクがあると感じています。例えば、今日なぜかApple TVに出力できないということがあって、このようにM1だから出来ないことがこれからも見つかる可能性が否定できないからです。
また、今回のM1チップを搭載したモデルが、ほぼエントリーモデルの置き換えからのスタートであることからもわかります。
つまり、Mac ProやMacBook Proの上位モデルなど、Pro仕様のAppleシリコンモデルがまだ登場していません。ボクたちが期待するPro仕様のMacBook AirのApppleシリコン版はまだ出ていないのです。
本当に期待したいのはそちらのほうで、プロモデルの置き換えが始まったタイミングでメインマシンの次の候補になるまでは、現在のM1チップ搭載MacBook Airはあくまでも、サブマシンの位置から外れることはりません。
まとめ
バッテリーライフの長さや期待以上のパフォーマンスはサブマシンとしてはこれまでのことを思えば最高のスペックではあると考えています。
一方で、サブマシンの領域から抜け出せないのは、Appleシリコンにはまだまだ越えなければいけない壁があるから。それはより強力なグラフィック処理(RAW現像や動画書き出しスピードアップなど含め)を搭載したプロ仕様(上位モデル)枠にまだ製品が出ていないことからも言えます。
もしそれが出たら、メインマシンからの乗換候補になるでしょう。
でも、その時になっても、現在のMacBook Airはサブマシンの位置を死守することになるでしょう。サブマシンの位置付けとしては、とても素晴らしいポテンシャルをもっているからです。
そんなこんなで、次のMac製品に期待しております。