昨日レノボ・ジャパンより発表されたUMPC、lenovo IdeaPad PC S10e。
詳細は各ニュースサイトやブログ等でも取り上げられているが、私が感じるのは“UMPCで最も実用性にこだわった”、そんな一品と感じる。
また、UMPCならではの大きさと今後登場するカラーバリエーション、デザインから見ても、今までの黒オンリー&質実剛健でビジネス向けのThinkPadからは想像し難い、コンシューマーに向いた顔をしていると感じた。写真のピンクに至っては女性向けでもおかしくないそんなやわらかなフェミニンさを全体で感じる。
「このUMPCのセグメントで載せられるものを載せた」
昨今のネットブック・UMPCの製品の中で後発であるlenovoは他社の製品と比較しても見劣りしないスペックと価格を打ち出している。そして、後発であるからこそ重視されるポイントである駆動時間、HDD容量、重さ、スクリーンサイズ、スロットを妥協せずに価格競争力をもつもの、消費者の試用用途に見合うものを作った。
最近売れ行きのUMPC・ネットブックは、画面が小さい、メモリーカードはSDだけ、2,3時間程度のバッテリー時間・・・等どこか妥協して割り切った感でお値打ち感を出す戦略に出ているとも感じる。
しかし、レノボのIdeaPadは4in1メモリカードリーダーとやExpressCardスロットの搭載、USBポート左右に配置、5時間のバッテリー容量・・・などモバイルでストレス無く使うのに必要十分な機能を持ち合わせていることに気づかされた。これは、普通にメインPCに続く2台目PCとして満足のいくスペックであると感じる。
キーボードのThinkPadだがUMPCの大きさが故に残念、でも女性はOKっぽい
「キーボードはやっぱThinkPadのものが一番良いよ!」というのが周りの評判でもあり、私自身の使っていた経験でもそう思う。
いくつか文字を入力してみたが、打ってみた感覚は悪くない。しかし、ファンクションキーをはじめとした上の方に並ぶボタンは少し神経を使った。太っている方には辛いかもしれないが、女性からは割合良い印象のようだ。これはEeePCのそれと比較してもそうだろう。
ファーストインプレッションでは知人・友人に勧める候補に入ると感じた。54,800円というネットブック層のプライシングであるが、実用には十分満足できるレベルにまで来ている。あとは実際にソフトなども入れてどこまで使いこめるかがポイントになるかもしれない。それはWord・Excelなど必要性の高そうなソフト、Norton Internet Securityなどのセキュリティ対策ソフト、ネット接続や印刷、オーディオや動画・・・そういった必要最低限な操作感覚が実体験できれば、もっと深く言及できるのですが、そこまでは昨日は体験できなかった。
そんな印象を持った昨夜のAMNさん主催の「レノボ・ジャパン ウルトラモバイルPC S10e」Touch&Tryブロガーイベントでしたが、デモ機も2,3人に1台ぐらいの割合で会場に置いてあり、プレゼンが始まる前、最中、そのあとでも十分触ってみることができたのでそこは満足しています。しかし、一番興味のあるネット接続が体験できなかったのが残念でした。
今後一度ネットのつながる環境でぜひこのIdeaPadを使ってみたいと思います。
その実用性が証明された時、来年はネットブックの業界がライフスタイルのひとつとして当り前のように浸透していくのではないかと思います。
参考サイト:
「レノボ・ジャパン ウルトラモバイルPC S10e」Touch&Tryブロガーイベントにご参加いただき、ありがとうございました|ブログ|Agile Media Network
コメント
ぬ!!!
そのパソコンのカラーとデザイン(ピンクとロゴ)がたまらなく私のツボだったので、コメントせずにはいられなかったのでコメントしてしまいました!
ちょっとレトロっぽくてかわいい!
超レトロなデザインのパソコンが出たら買っちゃうかもと一瞬思いました。
もかりさん>
そうなんですよ!はじめてみた時に一瞬でこれは女性ウケするな、という意外性がありました。
そういえば、lonovoのロゴの書体もレトロっぽいですね。堅いIBMっぽくないところが意外でした。
ピンクは来春発売ですが、きっと来春にはもっとデザインが工夫されたUMPCが出るんじゃないかと思っています。