日産スタジアムの近くを車で通るときに「お!あれはなんだ!」と思わせるのぼりがある。「わくわく水族館」と「入場無料」。
「え?こんなところに水族館ってあったっけ?」という疑問と「え?入場無料って、知らなかったけど穴場じゃない?」という話をしつつ建物に目をやると・・・
どう見ても、我々がよく知っている江ノ島水族館とかそういう水族館と比べてどう考えても小さすぎる建物なのである。というか、事務所じゃね?
まさしく謎の水族館なのです。
その建物の小ささともしそれ(水族館)があったとしても、一瞬で見終わってしまうものじゃないかな、と話題にはしていたものの、いつも通り過ぎる場所なので華麗にスルーしていた。
そんな、ある日近くを通ったので気になっていて、一度は確認してみたかった謎のあの場所へ「あ、行ってみるか!」ということで急遽立ち寄ることに。
駐車場から見た建物の全景はこちら・・・
どう見ても水族館に見えない!
建物に入ってみると、ある程度予想通りだったのですが、水槽に入れられた魚などが展示されていました。
どうやら鶴見川流域の魚を中心に展示されているようだ、ということもわかったのですが、魚の名前についてなどわかりやすい展示物もあり、こういったことを学んで行く小学生ぐらいのお子さんにはちょうど良さそうな印象がありました。
時間帯によってはえさやり体験もあったりとアトラクション的な要素もあります。
そしてこちら。
ざりがに、さわれちゃいます。
なかなか川で遊んだりする機会が減っている今日この頃、こうやって、ざりがにの実物を見たり触ったりする機会が減ったなぁと思います。こういうこともここで体験できます。
あと、貴重な展示物としてざりがにの赤ちゃん。
ボクもざりがにの赤ちゃんはじめてみました。
その他アトラクションは色々ありました。
例えば、こちら。巨大な鶴見川流域の地図なのですが、3D対応しています!
この専用のメガネをかけることによって、地形の高いところが出っ張って見えます。
あと、面白いのはこちらですね。2,3歳児には意味がわからずビー玉を転がすだけで遊んでいるだけにはなってしまいますが、鶴見川流域に雨が降って鶴見川に合流し、海までながれていく様子、ビー玉を転がしてシミュレートできます。
あと、床にはこのような航空写真の上にわっかが貼られていて、スゴロク的に鶴見川流域を上空から見ていくことができます。この場所にこういう施設があるんだ、とか、自分の家はここにあるんだ、とかみながら位置関係を把握します。
ちょっとしたぬいぐるみ+マグネットですが、おさかなつりごっこも出来ます。
さて、この入場無料の水族館の場所、実はこんな場所にあるんです。
道路を挟んで無効には日産スタジアム。
たまたま車で通る機会が何度かあったので気づきましたが、こんな場所にこんな施設があったなんて、なかなか知られていないのではないでしょうか。
こちらの職員の方によると、この鶴見川流域のことを知ってもらったりするための施設だそうです。
そもそも鶴見川流域とはなんぞや、とのことですが、雨が降ってその雨水が鶴見川にながれつくエリアのことを言うそうです。
流域ってこれまでは川の周辺のことのことかと誤解していましたが、改めて説明を聞いてそういうことだとわかり、スッキリ!!
で、その鶴見川流域なのですが、なんと「バク」の形に似ていると言うことで、バクをモデルにしたキャラクターがいたりします。
(こんなことができるよ わかるよ | 京浜河川事務所 | 国土交通省 関東地方整備局より引用)
少し、鶴見川流域のことを知ることが出来た気がしてきました。
今まで、謎だと思っていたこの入場無料の水族館でしたが、鶴見川流域を知ることが出来る場所だったんですね。
職員の方の鶴見川流域のことについて伝えようとする感じもあって、いろいろ学ぶきっかけを作ってくれました。
そして、この水族館では、その他小さなお子さん向けに絵本の読み聞かせもやっていたりとか、ビー玉の説明を時々やってくれていたりとかしています。
その絵本の内容も、鶴見川隆起に住んでいる動物にちなんだものだったりとか、考えられています。親子共々楽しめるのではないでしょうか。
ボクが行ったときは土日でしたが、そんなに混み合っている印象はなく、4家族ぐらいでしたでしょうか。居心地良く見学できた気がします。
場所は小机駅から徒歩7分ですが、車でも行きやすいと思います。ただ、駐車場が建物から少し離れたところから入るのでわかりにくいかもしれません。
少し離れたところから入ると言っても、結果的に建物の前に駐車することになります。
周辺にお住まいの方は特に、一度足を運んでみる価値はあると思います。
自分たちが住んでいる地域のことを理解するきっかけになるのではないでしょうか。
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