今日は知り合いのトリオ・デュ・ポローニアという3人組の演奏家がコンサートというので、行ってきた。というか、そのイベントのことをよく理解せずに行ったため、矢矧 晴一郎(やはぎ せいいちろう)さんの音楽経歴とその演奏に度肝を抜かれました。
プレゼンを聞いた時ですら、すでに人間と思えない離れ技と感じていたのですが、そのあとで実演ということでウクレレ、べース、打楽器、歌、トランペットという楽器を使ってのコンサートとなりました。なんといってもびっくりしたのが、これだけの多彩な楽器をやっているのに、やっているからこそ、かもしれないが、iPhoneでの演奏まで披露したのである。
まず、音楽経歴紹介から。
あまりにも多くの楽器経験をされているので、記憶出来なかったのだが、弦楽器、打楽器、鍵盤楽器、管楽器を制覇していると言う。
その楽器習得も基本的には新しい楽器を触って3時間で何か曲を弾けるレベルに到達するという。高い目標を実現する行動力を垣間見ることができます。そして、それらは独学であるからこそ、楽器を吹く人間としてはさらに驚きです。
考え方としてはプロの音楽家に習っても、その人のやり方しか教わることができない。超えるためには自分なりのうまくなるやり方を発見して自分なりに身につける、とのこと。
矢矧さんは絵を描くことが苦手だったそうだが、普通の画家と同じやり方では勝てないと思い、あえて絵筆を使わない、絵具をつかわない、そして輪郭から書いて色を塗るのではなく、色を塗ってから輪郭を書くというような常識に反した考え方で、自分の弱みを強みに変えるということを実現した、と。
結果としてパソコンを使い、計算式を入れ、10行ほどのプログラムで絵を書いて作品として作っていったのである。
そのほか1日で100冊本を読むとかいろいろ話を伺いましたが、超人的なところはともかく、それを目の前で披露して明るく表現されていたのが印象的でした。
最後に残した言葉に感銘を受けたのですが
「不況だが、不況だからこそチャンスは必ずある。チャンスをつかんだら不況を脱したときに大きく成長する。
明るく生きよう!」
といったような感じのことを話されていました。
何か勇気をもらった気がします。
※Amazonで調べるとかなり多くの本も執筆していらっしゃいました。