音楽団体がネットを活用して出来ること

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Ustream指揮者

先日、吹奏楽団での練習風景をUstreamでライブ配信しました。
以前からアマチュア音楽団体でも練習の録音をとって、ネット上で共有したりすることは多々あったでしょう。しかし現在ではビデオを撮るだけでなく、インターネット回線さえあれば、その場でリアルタイムに世界中に配信することができるのです。
海外の方や地方の方、そしてどうしても練習の場に行けない方がその演奏をリアルタイムで聞いてコメントして練習活動に参加することも面白いのでは、というアイデアも出ていました。

さて、Ustreamでの配信ですが、今回は指揮者の動きを中心に撮りました。
何故そこかというと、数少ない練習で「入り方」とか指揮者の振り方の癖などを理解するのに映像情報が重要です。そして、あとから復習するときにもそれは役に立ちました。
Ustreamなので、録画ボタンを押しとけば、録画終了後すぐに再生することが出来ます。後で自宅から録音音源をアップする時のようにわざわざ映像をアップロードするとかいう手間もありません。

そんなこんなで装備としては、Mac+Webカメラ+三脚+USB延長コード+電源の延長コード+WiMaxモバイルルータという装備でした。WiMaxが入らなかったらアウトでしたが、幸い電波が入って実現できました。

次にもうひとつ用意していたのが、モバイルスキャナーでもあるScanSnap S1100です。
これが何に役に立ったかといえば、楽譜のスキャン&PDF化です。PDFにすれば、メール添付で地方や海外の方にも楽譜を手早く送ることが出来ます。
これは郵送費や時間の節約になります。

そしてPDF化していることによってもうひとつのメリットがあります。
それは楽譜を練習の場に忘れてきてしまった人対策です。
従来であれば、原譜を全部持ってくるとか、体力的にも無くしてしまったり汚してしまったりするリスクもあるのですが、PDF化しておけば、SDカードなどに入れて持ち歩くことが出来て、近くのコンビニのマルチコピー機などで出力することが出来ます。
そうするとライブラリアンが持ち歩くのはSDカードのみ。そして、忘れた人はコンビニに走って出力してきてもらう、という臨時対応が出来ます。

そして、万が一ライブラリアンがその場にいないときはネットプリントというサービスを使い、PDFを全国のセブンイレブンのマルチコピー機から出力できるように仕込むことが出来ます。
実際に昨日、ボクが遅刻してしまったため、楽譜を忘れてしまった方からの対応としては、ネットっプリントにPDFをアップして登録し、「セブンイレブンにこの暗証番号を入れて出力してください」と伝えるだけで済みました。
これで現地の奏者が自分でセブンイレブンに行って楽譜を出力できたのです。

こういったやりとりも含めて、インターネットが身近に、そしてモバイルでもブロードバンドで可能になった時代、やりとりがスマートに出来るようになりました。
実際に、運営メンバー間ではDropboxというサービスで重要なデータや録音音源の受け渡しなどが行われています。こういったことにより、一般公開されない領域でクラウドを通じ情報を共有することもカンタンになってきています。

いよいよ、リアルの趣味活動にもクラウドの恩恵を受ける時代がやってきたのだと感じます。

この記事を書いた人

iPhone/MacBook Air/Apple Watchユーザー。
2006年よりブログを書き始め、現在はちょっとした効率化をテーマとしてブログを投稿中。

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