久々に読書しましたよ!って漫画かい!って突っ込まれそうですが。
最近、LINEのスタンプにも登場した猫村さんですが、今まで知りませんでした。知るぞひと知る、という感じなのですが、「猫が家政婦をしている」というシチュエーションを中心にほのぼのとさせられます。
家政婦という文化は我々庶民には無いのですが、身近で親しみやすい猫が家政婦をしていることに親近感が沸きます。
求人広告を見に来てやってきた猫村さんも「求人広告」にある「人」という文字で突っ込まれています(笑)。でもできる猫なんですよ。
とはいっても猫らしさも持っているので、普通の家政婦ストーリーとは大きく違うわけです。
クスクスっと笑ってしまったり、内容なんですが、忘れていた人を想う気持ちに何かを思い出させてくれるかも知れません。
離ればなれになってしまったぼっちゃんのためにお金を貯めて、英語を勉強して、そのひたむきな努力と同時に拡げられる家政婦ストーリー。ピュアなところもあって、でもそれが失敗につながったり。
人間社会でもよくあることですが、猫村さんという視点で見ていると、客観的に自分に当てはめてみてどうなのか、と想うところあったり。
そんな教訓めいたことを考えなくても、さくさくと読めて楽しめるマンガなのですが、だからこそ、考えさせられる点もあるのではないかと想います。
それより、マンガという形になっていますが、4コマでもなくオチを狙っているわけでもなく、ずっと区切れなく続いているのです。この独特のスタイルが一気に読み進めてしまうのと同時に、作られたストーリーでもない感じがして、なんというか読みやすいのです。
薄い色の絵のタッチもかわいらしさを保ちつつ、マンガの中のテレビ番組もそれっぽくて笑えたり。
やっぱり猫が家政婦をしているという設定が面白い。
ぜひ、ご一読を。
※面白そうだな、と想ったきっかけはGoogle画像検索で見た、一部のコマからです。
関連リンク:猫村.jp