効率化や時短術などに興味があり、「効率」というワードや「仕事の絶対量をいかに減らす」というコピーから本書に興味を持った。
することを減らして徹底する
同じ時間で効率をあげていこうとしたときに手っ取り早いのは不要なことをやめることである。
ただ単にやめるだけですることを増やすよりも、本書では“徹底する”というところに言及している。つまりすることを減らして、そこを重点化し力を入れてクオリティを上げている人がいれば、その人に再度頼みたくなるだろう。
そうすることにより、営業するコストも下がり、再び仕事を得る機会があるだろう。
また、ルール化することによってもすることは減らす。
例えば、手順書やマニュアルが徹底されていれば、進め方を確認するとか考える、ということすら不要になる。そういったちりつもからどんどんやることを減らして、徹底することを推奨している。
再設計する
そもそもの手順の流れを根本的に変えてみる、つまり再設計することも手である。
例としてあったのは学校の授業と家での学習。通常は学校の授業で学び、家で宿題、という流れだがこれを逆にしてしまう。そうすることにより、孤独な宿題が、友達や先生のいる場でやることになり、そこで質問などができることにより、学習の定着が進む、みたいな話だ。いまはオンライン学習などもあるので、自宅で最初のインプットを行い、その応用を学校でする、という風に順序を入れ替えてしまうことにより成績をあげていくというアプローチから、業務や仕事でも行かせるのでは無いかと思った。
つまり反転させてしまうという思考も忘れてはいけない。
価値とは「他者へのメリット×クオリティ×効率」だ
価値の定義をする。
他者へのメリットとそのクオリティ、さらに効率を掛け合わせたものが価値になる。
単純にアウトプットするのでは無く、他者へのメリットを考えられているか、というのがキモだ。
まとめ
この本は、小手先のテクニックでは無く、大きな枠組みや考え方からの、手順の組み直しなどの思考法について教えてくれた本と感じる。
特に「他者へのメリット」を掛け合わせるというところで、仕事に対する本質を見落とさずに、効率を上げるということが大切と覚えさせてくれた。
効率アップつながる考え方を自分の中にももっていこうと思う。
(頭がほとんどまわらないので、メモのみとしました)