Google Maps Hacks 第2版 ―地図検索サービスをもっと活用するテクニックはGoogle マップ – 地図検索を使い倒すための教科書みたいなイメージだと書店で立ち読みしながら思った。せっかくなので、これを購入したのですが、読んでいて楽しい、読みやすい本だったと思います。
2007年10月の本ではあるが、日本のストリートビューの話は含まれてないものの、Google Mapsについて基本的なところから、APIを使うところまで幅広く固めていくことができる本です。
1章 Google Mapsの概要
2章 Google MapsのAPI
3章 Google Mapsのマッシュアップ
4章 Google Mapsを使って外出
5章 文章や写真とGoogle Mapsの組み合わせ
6章 API活用のヒントと裏ワザ
7章 もっともっとHack!
付録 Google Maps API概説
2章からがプログラミングに関わることですが、意外と1章の概要を知るところから始めるとおもしろい。
URLのパラメータの種類や使い方、パラメータで吹き出しの文字を設定できたりもする。たとえば、URLのパラメータを変えるだけで次のような吹き出しを作ることもできる。
そして2章からプログラミングに近いことに入っていくが、ここでも非常に簡単なことから、興味を持って(モチベーションをもって)読み進めていくことができる。
なぜならコードも短く、敷居が低く感じるぐらいやさしく書いてあるからだ。
中にはいきなり物語ちっくなところも出てきて、Googleマップのおかげで交通違反の罰金を回避というストーリーも出てきて、これまた楽しんで読めるわけです。
オライリーの書籍ということで、エンジニア向けだとか翻訳本というイメージがあり、毛嫌いしていましたが、本書は翻訳しつつも読みやすく工夫されており、また日本の事例としてはてなマップ(終了しましたが)が掲載されていたり、他の地図WebサービスとてYAHOO!の地図情報が紹介されていたりして、単なる翻訳だけでなくローカライズされている部分もあり、翻訳本にありがちな読みにくさはそれほど感じさせません。
ただし、少し古いかもしれないので、最新の情報も追いながら、少しずつ地図いじりを楽しんでいきたいと思います。
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