現在、NOTTVモニターキャンペーンで端末を2週間お借りすることになって試用しはじめています。2週間のモニターですが、今すぐ急がなくても9月上旬ぐらいまでやっているようなので、いろいろ落ち着いてからモニターしたほうが良いかもしれません。
サービスインして間もないということでやはり心配なこととしては自宅では“圏外”だったことで、圏内でないと体験できないことがモニターにも支障がでるのではないかな、ということでした。
視聴エリアってかなり狭い?
モニター機が届いたのが3月30日ということもあって、すぐに電源入れても視聴できず、それはまだサービスインしていないからだと思っていましたが、今日になってもうつらず、川崎や都内に移動して初めて視聴できる、という感じでした。
そうです。地元は“2012年4月時点での屋外にて場所により受信可能なエリア”という微妙なエリアだったのです。実はサービス当初はエリアも限られており、日本全国で見ても限られたエリアです。携帯電話のエリアと勘違いして契約してはいけません。
これはワンセグと同様携帯電話のエリアとはまた別の電波を使っています。地デジで空いたアナログ波の一部を用いて放送している、という形をとっています。
ちなみに視聴加納エリアは下記のリンク先から確認出来ます。
放送エリア|スタートガイド|日本初スマホ向け放送局 NOTTV
実は東京スカイツリーで電波を発信する初の放送局
スマホ向け放送「NOTTV」開局、セレモニーにAKB48も登場 – ケータイ Watchより引用:
東京スカイツリーに設置した「NOTTV」向けのアンテナが本格稼働したことで、「NOTTVが東京スカイツリーを電波塔として正式に活用し始めた日本初の放送局になった」と語り、「これから対応端末がどんどん増え、受信可能エリアも広がっていくNOTTVを盛り上げていきたい」と挨拶した。
ということで、話題性が強いスカイツリーとの関係を取り上げ、アピールしています。
画質は素晴らしい
新宿の駅構内でどのように映るか試してみました。やはり駅ビルのような建物の中だと映らないのですが、窓や出入り口近くぐらいで入り始め、ご覧のような感じの画面で表示されます。画質がワンセグと比べても段違いにキレイなのですが、一番大きいのは字幕もつぶれることなく輪郭もくっきりして読みやすい、ということです。
あまり起きて欲しくないことですが、緊急地震速報などでよく画面上のあちこちにテロップで情報を流し続けられる経験をしてきています。そんなときにワンセグの画質だと読めない、読みにくいことも起きうるのです。それを考えると、このぐらいの画質は最低限欲しいとも感じます。
ちなみに電波状態が悪いときはBSデジタルの降雨時のようなイメージに近いノイズの入り方をします。
大々的な宣伝だけでも残念
これはすでにネット上で言われていることなんですが、渋谷ハチ公前のスクランブル交差点でも派手に広告が目に入ります。その割には対応機種が少なかったり(2機種・・・)、視聴エリアが狭かったりなどということが言われています。あと、バッテリーの減り方が・・・というツイートも見かけました(というか待ち受けだけなのに本当に減るのが早いです)。
そういった意味でもサービスの実態とプロモーションが不釣り合いなのかもしれません。
これは表参道の駅で撮影したものですが、地下なので当然放送波は受信できないでしょう。しかし、背景には宣伝の看板があります。これは露出のために置いているということは当然だとわかっていても、宣伝と視聴環境のズレを象徴しているかのようです。
ワンセグチューナー内蔵のスマホのほうが売れるのでは?
バッテリーライフには悪そうですが、解像度がHDレベルになってきた昨今のスマホでは地デジのフルセグ(もしくは720p)チューナー内蔵にしてしまったほうが良いのではとさえ思います。それでなくてもワンセグのほうがキャリアも問わず使える印象があり、まだやりやすい気がします。
技術的にはまだまだしんどそうな気がしますが、NOTTVの現在の視聴エリアとサービス(3ch、月額費用、端末の選択肢等)を考えれば、まだワンセグのほうが良さそうな気がしますし、地デジチューナー(HD画質)があれば画質面では太刀打ちできないのでは、と考えます。
だからこそ、エリアや端末の種類が拡げられるまでは月額費用を取るに値しないような気もしますし、docomo以外のキャリアからも端末が出るような仕組みにしたほうがまだ可能性が拡がるのでは、と思いました(不勉強ながらの妄想上の意見ですが・・・)。
あと2週間ですが、都心に出たときにでもまた試してみたいと思います。