あいたい兵庫 キャンペーン2012(2012/9/1〜11/30)の企画で旅ブロガーとして兵庫県は但馬エリアを担当させていただくことになりました。
他のブロガーさんも各エリア2名ずつ担当ということで旅ブロガー日記 を9月下旬ごろから更新されると思います。
ボクは9/29、9/30の一泊二日の予定で行く予定です。そこで、ボクと但馬との関わりについて触れて、少し計画を立ててみたいと思います。
中学・高校の青春時代を過ごした但馬地方
実は小学5年生の終わりからこの地域に引っ越していました(現在の実家は大阪です)。
当時の豊岡市〜出石町あたりが買い物に出かけたり、通学でのテリトリーでした。
当時は観光地という認識はあったものの住んでしまうと自分たちの地域の良さを知っているようでちゃんと認識していなくて、あれから但馬を離れて19年、今思い起こせば良い場所であり、過疎化が進む地域でありながらも、大切にしたい場所でもあります。
よく考えれば志賀直哉の小説でおなじみの「城の崎にて」はこの但馬の豊岡からすぐそこの城崎温泉が舞台であり、そのことは当時から知っていながらも一度も行ったことがありません。大人になってから温泉好きになったボクも実にこれは惜しいことをしたと思って居ます。
また、出石といえば、出石そばなどでも有名ですが、個人的には権兵衛餅が最強です。よくお土産でいただいたりもしましたが、白い柔らかい餅の中にあんこが入っていたと思います。この手の和菓子は多いと思いますが、餅の柔らかさが絶品で美味しかったと少年時代の記憶として残っています。お土産にはこれを買って帰りたいと思います。
さて、何故権兵衛餅なのかというと、事実美味しい、ということだけでなくこの地域の路線バスである全但バスの中で出石付近を走っているとその権兵衛餅のCMが流れるのです。実はこの路線バスに乗って通学をしていました。毎日のように聞いていたわけです。忘れるはずがありません。
このバスのCMは今でも流れているとのことで、聞いてみたくなりました、と同時に録音してみたくもなり、実際にバスに乗り込もうと計画中です。
とまあ、出石そば、権兵衛餅とお土産になりそうなものもありますが、観光名所として有名な辰鼓楼も忘れてはなりません。
鞄の街豊岡
実は豊岡は鞄の街としても有名です。
同級生のおばあちゃんがとある有名ブランドの鞄を作る内職をしている、という話も聞いたりします。もちろん、工場もあるのですが、日本の鞄で豊岡の鞄は有名らしいです。
何故そんな弱気な言い方をするかというと、そこに住んでいた頃は有名だと言われても、大阪や横浜に住んでいても、あまりピンとこなかったからです。豊岡という名前が通っていなかったせいか自信を持って有名だ!品質は絶対!ということが出来なかったのが悔やまれます。
時代は変わり、海外からの安い鞄が輸入されて売られる時代。そんな時代にも鞄産業が今でも健在なのか、心配されます。
しかし、豊岡鞄と ブランド化する動きもあり、大手デパートでもコーナーが作られたりしています。
事実、数年前鞄を買おうと東京のとある鞄売り場に向かったところ豊岡の鞄のコーナーがあり、懐かしくも嬉しい気持ちになりました。そして、他の鞄と手にとって比べても胸を張ってしっかりとした作りと感じたことからその場で豊岡の鞄を買ったものです。営業マンだったころの鞄として大活躍しました。
その後、とある有名ブランドの鞄が豊岡で作られていると聞き、嬉しく思いました。と同時にそれが高校時代一緒にトランペットを吹いていた友達が所属している会社で営業を担当していると聞いて、なおさら親近感が沸きました。
豊岡の鞄について、自分自身が豊岡の高校に通っていた者として、現在の姿をきちんとアピールしたい、という思いもあり、今回の旅ブロガーの期間中にいろいろと話をお伺いしてこようかと思っています。
計画
日程は9/29,30の一泊二日です。
しかし、東京からの移動時間を考えると城崎まで頑張っても5時間ぐらいかかりそうなので、半日がもったいないです。そこで、大阪の実家に前泊しようと考えています。
関東方面から豊岡に行くベストルートですが、鉄道であれば新幹線で京都まで行き、京都から特急きのさきのような特急に乗るのが良いと思います(学生時代、各駅停車でもそうしてたと思います)。実は京都から京都北部の福知山、そして兵庫県北部に位置する但馬に 入るのがベストルートです(大阪まわりでもいいのですが、乗換の回数とか金額があがってしまいます)。
それでも朝8時に京都を出発しても但馬エリアに到着するのは11時ごろ。半日は移動時間に費やすと考えたほうが良いでしょう。
参考:城崎温泉の日帰りプラン
一旦、お昼に城崎界隈で食事と温泉をまわろうかと思います。
夜は高校時代の部活仲間の同級生にこの企画の話をしたところ、何人か集まってくれるとのことで同窓会的なものを開く予定です。ここで、現在の但馬についての話もインタビューしてこようと思います。
そして、翌日、「植村美千男のかばん工房」 に行って鞄産業の今を見てきたいと思います。
時間は前後するかもしれませんが、出石方面にも向かう予定です。もちろんお土産は権兵衛餅。
楽しい旅にしたい、ということもありますが、それ以上に中学・高校時代お世話になったこの但馬に恩返しをしたい気持ちがあり、但馬の良いところをアピールしたいというのが、ブロガーであり但馬を第二の故郷として捉えている自分の想いです。
そして過疎地でエリアが不安ですが、できる限りスマートフォンなどモバイル機器を通じてリアルタイムに状況をポストしたいと思います。