広告がユーザーにとって悪ではなくてメディアにとって悪になってしまうこともあるのでないか

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いろいろ作業をしているとネットでググって調べて問題解決することが多い。

例えばLinuxのzipコマンドぐらい覚えてはいるが、最近では1年に数回ぐらいしか使わないために間違いがないか確認するためにググることが多い。
(※曖昧な記憶でケアレスミスしたくないし)

そこで、時々コマンド検索するわけですが、このサイトにたどり着くんですよ。

Linuxコマンド逆引き大全 – 【 ファイルを圧縮・展開する(拡張子.zip) 】:ITpro

どーんと表示されるのはこの広告。

(2017/7/2現在、クリックされて表示されるページ http://itpro.nikkeibp.co.jp/welcome/welcomeart.html?http%3A%2F%2Fitpro.nikkeibp.co.jp%2Farticle%2FCOLUMN%2F20060228%2F231201%2F)

急いで物事を調べているのに、検索してクリックしたら広告バーン、ですよ。

1秒、2秒その広告を飛ばす、という判断するのに時間がかかるわけです。

  1. よしコマンド調べるぞ!
  2. ググる、あった!見つけた!やった!
  3. クリック!
  4. どーん!全面広告だよー え・・・(期待を裏切られた気持ち)
  5. 「このページをスキップ」をクリック
  6. 目的の内容が見つかり解決

この流れで広告のみを強制的に見せられる瞬間があり、物事を調べて問題解決し作業をするという流れや思考が一旦強制停止されるわけです。

イラっとするときもあるわけですが、ここでこのサイトの印象は「とにかく広告を見せるサイト」と認識されてしまい、自分にとって重要な情報が載っているサイトとしての位置付けから格下げしてしまいます。

ユーザーにとって広告が悪に見えてしまうこともあるかもしれませんが、重要なのは実はサイトやメディア運営者にとっても広告商品によってはサイトの見え方や印象が変わってしまい、メディア価値を落とすことにつながるんじゃないかな、ということです。
例えばこのサイトでもエンジニアにとって役にたつ情報源となるサイトになろうとしているのであれば、この広告が表示されることによって役に立つはずのサイトがちょっと面倒くさいサイトと印象づけられてしまうのです。

最近はQiitaなどのようなサイトでしれっと載っていまして、そこで問題解決が速やかに出来てしまうので、そこにたどり着いて解決することが増えてしまうんですよね。

zipコマンドでディレクトリをzip化する – Qiita

皮肉なことに、ここに載っている「ソース」というリンクをクリックするとこのITproの上記ページに行くわけですよ・・・。
結果ITproを見ずにここを見て解決する人が増え、PVが減り・・・(以下略)

というのを見てしまい、思ったのですが、インターネット業界が成熟している中、どんどんとネット広告のあり方が変わらないといけないなと思った次第です。

そういう私も15年前はサイト訪問時にオープニングFLASHとかでアニメーションを強制的に見せる、FLASHアニメを作っていた職人だったんですけどね。

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