携帯電話を持ち始めて15年以上、13年前ごろからPHSや携帯電話の販売、店長なども携わって携帯電話の多くの機種に目を光らせていた時代がありました。
同時に、N501iなどi-modeが始まったころの携帯サイト構築も経験しており、現在の携帯電話・モバイル環境の変化の凄まじさは身に染みてわかります。
今回ブロガーイベントで登場した「N-08B」はある意味予想外。
まるでシャープさんがやりそうな気もしたフルキーボードケータイなわけです。
W-ZERO3やSoftbank922SHに飛びつくボクだからこそ、このケータイにもすごく興味を持ってイベントに参加してみました。
まず、ファーストインプレッションとしては予想以上に「大きい」ということ。iPhone,iPadなどとあわせて置いた上記写真を見てもわかるでしょう。
ケータイ電話としては明らかに間違っているというぐらいの大きさです。
むしろ、ミニノートPCに近いのですが、スマートフォンでもなくOSはあくまでもケータイ。Windowsでもアンドロイドでも無いのです。
そして、画面もキーボードも大きくなったけど、922SHと比較すると両手で持ってタイピングするのではなく、机の上に置いてタイピングするほうがしっくりきます。つまり、パソコンのキーボードと同じような感覚なのです。
キータッチもケータイのような感じではなく、パソコンのキーボードに近いキータッチです。PCと同じようなFnキーやCtrlキー、Altキー、半角・全角・かな・ローマ字切り替えボタンまであります。
すると必然的に文章を打つのに優れたガジェットの予感がします。
そう、まるでポメラに通信機能だけでなくケータイの機能が搭載された感じなのです。
同じようなフルキーボードケータイ922SHを持っていたボクの感想としては、大きさが常に身につけるかどうかという視点でビミョーと感じる一方、ケータイでもちゃんとそれなりのスピードで文章を打ったり、メール、ブラウジングするにはノートパソコンより手軽で外出時はこれで十分じゃないかと思ってしまうのです。
「iPadを持ち始めてノートパソコンを持ち歩く機会が減った」という声が聞かれます。ボク自身もそうですが、このN-08Bもそういう役割を担う気がします。
しかし、これだけでは無かったのです。
このN-08Bはそれ以上の武器を持ちあわせていたのです。
特に気になったのはLui機能。自宅のPCをこのケータイから操作出来て画面がそのまま映し出される機能。PCを遠隔操作できるケータイなんです。
そして無線LANアクセスポイントモード。FOMAの電波での通信を無線LAN経由でiPadやDSなどで利用出来るのです。
その他にもテキストエディタやバッテリーのタフさ、ワンセグが大きな画面で楽しめることなどいろいろあるのですが、ある意味挑戦的な機種だと思います。
でも、それはNECが一番最初にチャレンジするという過去の歴史が物語っています。例えばi-modeのメールボタン、封筒マークなんかもそうだそうです。
発売されたらこの機種をお借りしてまたいろいろとレポートしてみたいと思います。