3D元年と言われる今年、様々な3Dを体験してきました。
映画アバターに代表されるような映画館で体験する3D。トイ・ストーリー3も含め数々体験してきました。
そして、イベントやCEATECなどでも3Dテレビや3Dに関する新製品を多々見てきました。

しかし、12月21日(火)開催の「3次元モデルが叶える未来の形」ブロガーミーティングでは、自分のような一般消費者の間では聞きなれないような社名の会社が創り出す3Dの世界を見てきました。単なるエンタメだけではない違う方面での3Dを感じさせていただきました。

まず、外資系という認識はしていたのですが、このダッソー・システムズという会社はフランスの会社です。

ダッソー・システムズ – Wikipediaより引用:

戦闘機ミラージュで知られるダッソー・アビアシオン(Dassault Aviation)が自社の設計用に開発した3D-CADであるCATIAの開発部門を母体に、1981年に設立された。

Wikipediaにもこのように書かれていますが、戦闘機以外にもボーイングなど飛行機の設計の際もこの会社の3次元CADが使われています。
その他自動車、パッケージデザイン等製造業でも幅広く使われています。

しかし、その中でも大切なのは「失敗するわけにはいかない設計」です。
これは当初の飛行機の設計の話にもありますが、人命に関わるわけですから欠陥があっては困ります。また、デジタルモックアップシミュレーションを行うことによりアナログにモックアップを作るよりも開発工数は削減できそうです。そして、デジタルなのでゴミがでないので環境に優しいという利点もあります。
そのデジタルモックアップシュミレーションだけで作ったのがボーイングが初だということです。

そして現在の教育が3Dコンテンツ化(地図帳→Google Earth等)していることやCATIAという3DのCADシステムによるプロダクトデザインの話が出ていました。
特に「嘘っぽい3Dはみんな飽きる」という言葉が印象的でした。

モノが売れない時代はデザインが重要になる」という言葉にもありましたが、いかに効率よくそしてリアルにデザインしているかが重要です。CATIAではあたかもそこにあるかのように画面設計ができ、そして検証することができます。
特に粘土細工のように作っていける手軽さ、iPhoneでもおなじみHDRによる画像処理、光の流れや映り込みなどリアルな作り込みができます。リアルタイムで光の屈折まで計算して描画出来るとのこと。
すでにCADの専門家ではなく、デザイナーがこういったものをデザインしていける時代になったようです。

さて、一方で消費者が3Dを利用するためのものとして、WebのプラグインとiPhone,iPadアプリを教えていただきました。

飛行機のCAD・・・という話からスタートしましたが、現在では「3Dをわかりやすく、みんなが使えるものに」ということで、消費者が体感できるものとしてVirtools等が用意されています。
これは、実に実際に使ってみるしか無い、と思ってMacでやってみたのですが、どうも推奨環境でないのか、Firefoxが落ちてうまく行きませんでした。後日Windowsで試してみたいと思います。
一方iPhoneアプリは登場してくるキャラクターを選択してグリグリと回してみたり遊んでみましたが、こちらも後日使い込んでみたいと思います。

それより、一番衝撃的だったのは、医学部生にも人気のある(?)このソフト、3D踊る肉単
これもここの技術が使われているようです。かなりマニアックな(というか、医学を学ぶ人向けの)人間の骨や筋肉などの解説ソフトです。3Dで位置関係もよくわかり、そして、アニメーションで動き自由自在の角度に回してみることができます。
これを紹介したくてたまらなくなりました。

開発の上流工程から下流工程までだけではなく、飛行機から身近な製品や体験(上海万博のパビリオン等)、体のことまで幅広く3Dのことをサポートしている会社だ、という認識を得ました。Wikipediaをよくみると

  • 2008年 3DVIA Virtools for Wiiを発表[7]
  • 2009年 3DVIA Virtools for xBox 360を発表[8]
  • 2009年 3DVIA Mobile for iPhone/iPod Touchを発表[9]

すごく身近なガジェットでも関係してきています。知らなかった!
興味を持ったどころか、ちょっといろいろ調べてみたくなった会社の一つです。