NETDUETTO βを三者通話で試してみた

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netduetto

とあるプロジェクトで知ったNETDUETTO

お手軽にインターネット越しに音楽セッションを行うことができるアプリケーション

とあるようにインターネットの恩恵を受けて生まれた、新しい音楽セッション、合奏・合唱手段である。これがあれば、インターネット経由で離れたところにいる人と一緒に音楽を演奏できる。

Mac阪でトライしたのですが、ソフトのインストールや使い方はいたってカンタン。実際に音楽をやって行く時にはある程度の調整が必要になりそうだ。とりあえず3拠点中継を簡易的に音声通話で試してみた。三者通話的に使っているところほぼ問題無い。

さて、ここまではネット経由にそういうふうなことが出来るんだなーということなんですが、実はUstreamなどをされている方なら経験あると思いますが、実際に配信されている音とリアルの音と明らかに時間差があります。それらはエンコーディングの時間など様々な要因により“時差”が生まれています。なので、Ustreamなどで合奏というのは不可能に近いのです。

しかし、このNETDUETTOというのは

インターネットなどのネットワークを介して、できるだけ小さな遅延(音の遅れ)で、高音質なオーディオを送受信するための技術です。

とあるように出来るだけ小さな遅延に抑え、高音質な(44,22khzなど切り替えられる)音を送受信するのです。今日の東京都・横浜市の3拠点で30msec前後の遅延であり、このサイトによると10m離れた相手と合奏するレベルだと言います。これを読んで実用的な感じがしてきました。

さらに、昨年書かれているニュースリリースを読んでいても新しい音楽活動の将来性を感じさせる文面があったので、こちらでご紹介させていただきます。

インターネットを介してリアルタイムで、遠隔地間の合奏・重唱などを可能にする技術 「NETDUETTO」を開発 今後、当社はこの「NETDUETTO」を、離れた場所にいる人々(注1)が手軽に合奏や重唱を楽しむためのプラットフォームとして、一般向けトライアルを行いながら製品化を目指してまいります。また、自社での展開のみならず、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)での展開など広く他社・他業界との連携を図っていきたいと考えております。

(中略)

今後この技術を、ライブや音楽イベントでの活用の提案、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)との連携、ネット上での音楽サービス会社、プロバイダーや回線業者との協業などを視野に入れ、展開を図ってまいります。


YAMAHAさんの新しいビジネスでもありますが、音楽を楽しむ選択肢をこの技術によって広げていくことが可能になったのです。単なるSkype等の通話といったレベルではなく、「離れたところで合奏」というところにフォーカスしたこの製品は、音楽イベントだけでなく、アマチュア音楽家の活動にも影響を与えそうな気がします。

とは言っても、打ち上げは・・・(笑)

あと、Mac+USBマイクで実験したものの、実際の推奨環境等も考えると下記のようなオーディオインタフェースが必要。ちょっとこの価格差とその差に悩むなぁってものはあります。

この記事を書いた人

iPhone/MacBook Air/Apple Watchユーザー。
2006年よりブログを書き始め、現在はちょっとした効率化をテーマとしてブログを投稿中。

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