最近、スプレッドシートも使う機会も増えていて、リモート等で情報を共有したりやり取りするときにも活用されている方も少なく無いでしょう。
スプレッドシートで様々な方に入力してもらったものを一覧表示したい、でもそれをまとめたデータは自分たち(社内のチーム)のみで見たい、などのニーズが時折発生します。
例えばスプレッドシートAにはA社にデータを入力してもらい、スプレッドシートBにはB社にデータを入力してもらう。
それを自動的に一覧表示してスプレッドシートCで自分たちがチェックする。でもスプレッドシートCの共有範囲は自社内のみでA社にもB社にもみれないようにする。
そんな時に使いたいのがIMPORTRANGE関数だ。
IMPORTRANGE
指定したスプレッドシートからセルの範囲を読み込みます。使用例
IMPORTRANGE(“https://docs.google.com/spreadsheets/d/abcd123abcd123”, “シート1!A1:C10”)IMPORTRANGE(A2,B2)
構文
https://support.google.com/docs/answer/3093340?hl=ja
IMPORTRANGE(スプレッドシートキー, 範囲の文字列)
サンプルファイル(スプレッドシート)
一例のサンプルのスプレッドシートを下記にて公開しましょう。
サンプルスプレッドシートA(くだものの入荷実績です)
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1nHoVxl_YcXSQi5pRVTPtJojcyYsA27J40Y2335nJuMA/edit?usp=sharing
サンプルスプレッドシートB(魚の入荷実績です)
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1DiN4hI1DH9uCBEtT93ZV7CiGc5K_4bs558uX3MAr7g4/edit?usp=sharing
読み込む関数を設定
サンプルスプレッドシートのシート1のB3:C5を読み込むには下記の様に設定します。
=IMPORTRANGE(“https://docs.google.com/spreadsheets/d/1nHoVxl_YcXSQi5pRVTPtJojcyYsA27J40Y2335nJuMA/edit#gid=0”, “シート1!B3:C5”)
スプレッドシートURLでなくてもスプレッドシートのキーでも設定でいます。
=IMPORTRANGE(“1DiN4hI1DH9uCBEtT93ZV7CiGc5K_4bs558uX3MAr7g4”, “シート1!B3:C5”)
サンプルスプレッドシートC(上記をこのIMPORTRANGE関数で読み込んで合算したものです)
https://docs.google.com/spreadsheets/d/1K6V7k-wVIp2noBiB3XCObQhJ8qpaO6tUGLrWrXs5Fzk/edit?usp=sharing
この通り2つのスプレッドシートの内容が1つのスプレッドシートの中でまとめることが出来ました。
このように複数のスプレッドシートの内容を別のスプレッドシートの中にまとめることが出来、それぞれのスプレッドシートごとに編集権限を設定出来るので複数人 or 複数者でそれぞれに権限を割り振り、データの入力をしてもらい、自社(自分)ではそれぞれ入力してもらったデータを一元管理(表示)が出来るためとりまとめる手間もそれぞれのスプレッドシートを確認しにいく手間もなくなり、便利です。