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雑誌のバックナンバー。やろうと思えばこの「WEB+DB PRESS 総集編 [Vol.1~60] 」のように思い切ってPDFにしてDVD-ROMで売ることが出来る。この雑誌が創刊した頃はiPadも無いどころか電子書籍もまだ雲の上だったでしょう。

技術書でもこういった雑誌にしても進化の速い業界では古いモノは売れなくなると思われがちです。しかし、買い逃したバックナンバーを買いたいというニーズはあるでしょう。そしてPDF化していれば、iPadに入れて持ち歩く&PCのサイドに置くことだけで無く、過去何十冊ものバックナンバーから“検索”なんて出来るでしょう。こんなに便利なことはもっとやるべきではないでしょうか。

自炊と言われるこの時代に最初からPDFデータでいただける方が労力もPDF保存容量も節約につながります。せっせとスキャンして、重めの画像データをPDFにしてOCRにして自炊することが一部では当たり前になっているかもしれません。しかし、印刷元データからベクターデータをPDFにもっていけるほうがデータ容量が軽く済むことが多く、鮮明に映ります。拡大してもテキストやベクター図はぼやけません。
また、ストレージの限られた端末(iPadやAndroidタブレット端末)に出来るだけ多くの冊数の書籍を入れるには最初からPDFであるほうが都合が良いのです。

もちろん、課題はいろいろとあると思います。現行で販売している書籍だとPDFで売るには抵抗があるのでしょうが、バックナンバーであれば、すでに売ってしまって“販売は終わったモノ”であるから、それを再利用してPDFを販売しマネタイズする、という動きは出版社にとっても都合は良いのではないでしょうか。

読者としても、このPDFは歓迎されるものだと考えます。過去10年と言えども、10年前の技術が古くても考え方は現在も通用するモノもあると思います。そういった意味で、現在ではあまり語られなくなった言い回しや技術の説明など、「いまさら」的なコンテンツは意外と再利用される可能性を秘めていると思います。

体系的にまとめられた専門書には劣るかもしれません。しかし、時系列でどうなっていったか、ということはこの書籍のバックナンバーをざっと目を通しても雰囲気がつかめるでしょう。
しかも、この値段でこれだけのボリュームがあるのであれば、さっさと買ってiPadにでも入れておきたいものです。なぜならば、何か調べたいと思ったらネットだけでなくそのPDFを検索する、ということのほうが“編集”という手の加えられた文献でもあるので、読みやすかったりわかりやすかったりするからです。

何故、これを記事にしたかというと、本屋で平積みされていて、この1冊は金色の時のごとく、ゴールドだ!と思ったからです。ネットで買うのでは無く本屋で買うことがポイントです。
現在Amazonでは何故か在庫がなくマーケットプレイスなどで売られているのみです。

再度繰り返しますが、過去のコンテンツであっても現在役に立つかもしれないものがあります。紙で売るのでは無くPDFなど電子媒体で売り、お金に換える。出版不況と言われる世の中ですが、こういった動きが続けば、再びその雑誌の価値を再認識させるプロモーションにもつながるのではないでしょうか。
ボクはこれをきっかけに知ってたけど今まで手をつけなかったWEB+DB PRESSに手を出そうとしています。