本日は@yasuyukimaさん主催のコムスコアさんによるインターネット視聴率の裏側勉強会に参加しました。
インターネット視聴率の裏側勉強会 7/8 @渋谷パソナテック – Vox
インターネット視聴率の仕組み
コムスコアはバナー広告等でリクルートしてソフトウェアのインストールをお願いしている。
わかることは訪問、検索、ダウンロード、デジタルApps(iTunes、オンラインゲームなどの起動)など。
コムスコアの場合はプリンターやグラフィックボードの種別なども取得している。
国単位、地域単位、千世界単位での傾向が重要。コムスコアはそこもおさえている。
その数、全世界で37カ国200万人!(拡大集計)
コムスコアはいろんな分野で一番目(初めて)のことををしている
パネル品質の維持と競合
パネル品質維持のためにたとえばこんなことをしている
- 公共のインターネットカフェなどはIPアドレスを調べて遮断したりする。
- ユーザーが変わったのかどうかを、キーボードの速度やマウスの速度などを見て判断している。
後者の話は驚きました。そんなデータも見ているんですね。
こういった細かいことまでやってあまり儲からない、ということもあって、競合はニールセンぐらいしかない。
世界のインターネット人口が10億人超えた
アジア(タイ、ベトナムetc)、中国などがインターネット利用増加を牽引している。
日本は逆にここ2年ぐらい横ばいらしい。
そんな状況の中、アジアでグローバルサイトが成功しているかというとそうでもない。
ヤフージャパンは例外。地域に根付くサービスを作ったから。
アメリカでやってないサービスなども含めて、ローカライゼーションを行ったから。
日本と中国はオンライン人口が多い。アジア地域トップ20プロパティをみると日本と中国のサイトが多い。
※ユニークビジターという指標=1か月に何度行っても一人。
※日本のパネルの数は1万人ぐらい。15歳以上&家庭からのアクセス(総務省は4歳以上)という定義。
※6,000サイトぐらいの提携してアフィリエイトを行ってパネルをリクルートしている。
RDDの問題
オンラインリクルーティングしかやらない。
(RDDという方法で、ランダムに家の電話かけて依頼する方法もあるが、現在は固定電話をもたない世帯が増えている)
まとめ
ネットレイティングさんのサービスは会社で使ってきたことはあるものの、コムスコアさんの話は本日初めてお伺いした。
一概に比較はできないものの、デモでも見せていただいたように、海外のデータも含めて見れることは大きいですし、日本の中でしかインターネットを見ていない自分に対して反省をさせられもした。
英語はできませんが、なんとか海外の情報や海外の状況も把握していけるように努めていきたいと思う。
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