XOOPSとは2002年ぐらいからの付き合いで、今でもその当時開設したサイトは運用している。とはいってもある段階から運営するのが面倒になり、放置しているのが正直なところ。 その原因となっているのが、ますますと複雑化してきた、というところがある。技術的にはすごいと思うけど、一部の熟知した人の間だけのオモチャになりかねない、という危機感さえ持っている。
その間にいくつかのブログツール(MTOS、WordPress)やOpenPNEなどといったオープンソースアプリを使うようになり、外から見てみるとカスタマイズする以前に、管理画面の設定項目の多さにうんざりすることに気づく。それは設定項目の多さだけでなく、モジュール作者によっても管理画面の設計が異なっていたり、また表側もtableタグを未だに中心にしたものとそうでないものも混在して、使いやすいCMSになるには課題は多い。 ただ、コア(ユーザー管理等)があってモジュールで様々な機能を追加できるのは相変わらず魅力的である。 最近は外部認証モジュール以外にもXOOPS CUBE公式サイトにてはOpenIDのテストもされている。CMSとしてでなく、サポート掲示板などでよくつかわれているようにコミュニティサイト構築アプリとしてはまだまだ成長の余地があるのだと思う。 CMSとしてはブログから派生したMTやWordPressのほうがその目的にはシンプルで向いている。 久しぶりに試してみて良いと思ったのは、古くからの遺産で、使いづらかった(馴染みずらい)入力インタフェースもFCKEditorが使えるようになり、扱いやすくなったと感じる。 また、アイコンも部分的に洗練されたものになっているし、今風のアイコンという感じもする。 Simple, Secure, Scalable | XOOPS Cube日本サイトやXoops Users Group Japan – 日本XOOPSユーザーズグループなどのサイトで多くの人で作られてきた様々なすぐれたモジュールの情報もまとめられてきている。昔よりかはよい環境が整ってきたと思うが、使うユーザーとしてはわかりにくい部分が多い。 今晩は本当はXOOPSで作っているサイトのデザインテンプレートを書きなおそうと思ったのですが、その作業に入る前に再度XOOPSを使ってみて、かける労力(時間)の割にはうまく機能を使いこなせないことを痛感した。 昨今、オープンソースCMSでも日本語化されたものや国産オープンソースCMSが増えている。新たなものが日本で普及しようとする中、日本で支持されてきたXOOPSも今後使いやすさ、という視点を見据えていかないと、高機能でも使われないものになり兼ねないと危機感を感じる。
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