取材の予定で車移動が適切だと、当日の朝に気がつきました。しかし、レンタカーの予約とか間に合わない!ということで以前から加入していたカレコ・カーシェアリングクラブを使ってみることにしました。
実はサービスイン当初から申し込んでいて、まったく使っていない、という勿体ないことをしていました。でもこういういざという時に役に立つので、本当に今日は助かったと思っています。
実は加入した当初からiPhoneに対応していて、iPhoneアプリで鍵の開け閉めをするという先進性に、なんかカッコイイものを感じていました。
実際に利用するにはサービスに申し込んでから毎月の月会費を払う必要があります(サービス開始当初よりプランが増えていて驚きました。プラン変更検討中です・・・)。
実際に予約するときはエリアを指定して、利用時間を指定すると、その枠で空いている車を紹介してくれます。レンタカー屋と違うのはお店でやっているのではなく、あらゆる場所の普通の駐車場などにその車が止めてあって、店員もおらず、予約していたらそのまま駐車場にとりにいって乗り始める点です。
ボクが取りに行った車は駐車場じゃ無くて、マンションの一階の自転車置き場スペースに置かれていました。「どこかの駐車場」という固定概念があってなかなか見つけられず、周囲を1周余分にまわってしまいました。
だって、こんな状態でしたから、よくみないと気づかなくて・・・
マンションの一階にさりげなく一台だけ車が停められています。他の駐車場も基本的には1台ずつらしいのですが、駐車場はともかくマンションの下にあるとは予想もしていませんでした。
さて、ここからは実際の利用経験上の感想を書いていきたいと思います。
このサービスを利用する手続きのすべてをiPhoneで実現
電話もかけてませんし、店員さんもいません。
iPhoneアプリで思いついたときにエリアと利用したい時間で検索して、そのまま予約手続きが出来ます。このときにだいたいの予算イメージも出ます。
そして、その駐車場の地図を表示して、現地まで歩いていくことが出来ます。
現地にたどりつくと、そのiPhoneアプリで今度は利用開始の手続きをします。使ってみて初めて気づいたのですが、予約時間の15分前から使えるらしいです。
まずやったことはiPhoneアプリで鍵を開けることです。どうやらサーバーと通信して、どうにかしている感じですが、1分もしないうちにランプが光りガチャと音が鳴りました。
すると、車のエンジンをかけるキーはまた別のキーボックスに格納されており、これを取り出してエンジンをかけることができます。
利用時間中に車を降りるときはこのキーを戸締まりをしてこのキーを持ち歩いておけば良いようです。
運転しやすい!快適だった!
レンタカー屋さんやカーシェアリングにおいて、車の質はやはり重要です。
そして、カーナビなどの性能も大切です。iPhoneに接続できるようになっており、充電だけでなく、iPhone内の音楽が再生できます。iPhoneじたいのバッテリーがなくなると返却時にこまりますからね。充電はしておきましょう。
さて、車もたばこ臭いとか汚いとかもなく綺麗で清潔に保たれておりました。基本的には利用者が返却時に車に備え付けられているコロコロやファブリーズ、キレイキレイで簡単に掃除ができるようになっているのですが、カーシェアリングの文化のせいか、その品質が良いと感じました(当然、本社の方がメンテナンスもされていると思いますが)。
そして、普段ペーパードライバーで1年に1回ぐらいの頻度でしかレンタカーを借りて運転することが無いボクですが、毎年新型のナビをみてきていると、そのレベルアップの度合いが会社によってどのように違うのか、なんとなくイメージができます。
今回のパイオニアのcarrozzeriaでしたが、これまでになくレベルが高いと思いました(普段、車に乗らないせいもありますが)。
ETCのゾーンに近づいたら、ETCカードを挿入していなかったら警告がなるし、現金で払うことになっていても「750円です」とか喋ってくれるんですよ!これまた、感動しました。
料金は安いのだろうか?
旅から帰ってきて、iPhoneアプリで鍵を閉めると、MMSでメールが届きました。ご利用いただき、ありがとうございました、というメッセージと同時に利用金額が表示されていました。
ボク、どうも勘違いしていたみたいで、カーシェアリングはガソリンは満タン返ししなくていいし、ガソリン代は備え付けのカードで支払えばいいので、割安だと思っていたのですが、実際には移動距離に応じて加算される金額もあるので、必ずしも安いとは限りません。
やはり、旅に出るよりも、ちょっとしたお買いものとか、半日ぐらいのさくっとした移動とかには強みを発揮しそうな気がします。
これに関してはプランによってもいろいろあるようですし、試算も必要そうですが、そもそも利用シーンが違うと考えているので、ライフスタイルに合わせて検討していくのが良いのでしょう。