このルーチン力 の良いところは最近のビジネス書籍と比べても薄くて安くて読みやすい。
この読みやすい心理的な壁をうまく乗り越えさせてくれる、ボクのようなダメ人間にも読みやすくさせてくれる仕事術に関する本といっても過言ではない。
目次
1 なぜ「ルーチン力」が必要か?
2 仕事を徹底的にルーチン化する
3 あらゆる実務をルーチン化する
4 スケジュールにルーチンを組み込む
5 毎日の業務をルーチン化する
6 1つ上のルーチン
この本を読んでいて「ああ、わかっている」「うんうん、そうなんだけど」と自己啓発書籍マニアが何度もうなづきそうな話題も多い反面、そのひとつひとつがカタマリとなって、すっと入ってくるところが良いところだと思う。
本のタイトルのように「ルーチン」に固執した話題に終始していることでないのも強調しておきたい。いかにルーチン化するかよりも、どうしたらより良く仕事がまわるのだろう、そんな気づきを与えてくれる一冊だと思う。
特に気づきを与えてくれたのは「午前中にメールを書いていたら残業決定」のページ。
確かに、メールってすぐ返さなければならない、という思い込みがあるものの、その思い込みに対してもこの本では答えてくれる。
また、午前中は最も仕事に対して集中して取り組める時間帯であり、ここでいかに知的生産的な仕事ができるかが、必要だ、ということを考えさせられました。
980円というだけでも、その薄さだけでもバッグの中に入れやすい本なので、一度本書をとって、隙間時間(アイドルタイム)に読んではいかがでしょうか。