リストの書き方を変えることで自分の動き方が変わった

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仕事と自分を変える 「リスト」の魔法をいただき、長らく時間をかけて読み、実践したことの回顧録も含めて書いていきたいと思います。

そんな魔力がこの書籍にありました。

ボク自身、普段タスクリストをiOS/MacのTodoistに書いているつもりでも、そこに書くまでもなく頭の中だけにとどめているものが多く、普段から気になっていることなどがぐるぐると頭の中をまわっていることも少なくありません。
これは、リストのTodoistには何かの理由があって入れにくい、邪魔していることがあって、頭の中に留めたまま、というタスク管理としては致命的な弱点を抱えた状態であったと言えそうです。

そのためか、20ページ目(これが第1章の1ページ目!)を読み終わった時に、そこに書かれてあることがトリガーリストになり、頭の中にあることが気になってしょうがなくなり、それが気になって本を読み進めていくことが出来ない、という状況に出くわしました。

この時ばかりは、ロルバーンのノートとボールペンで書き出したものです。このロルバーンのノートは読書メモとして使おうと思っていたのですが、先に頭の中の気になることを書き出してスッキリしたくなったのです。

そのうち、気になることはロルバーンのノートに書き出して、それを片付けていくというのが習慣になりつつありました。

さて、読み進めていくと、リストは無機質なロジカルな話ばっかりかと思えば、意外と「エモーショナルなツール」と定義されていたり、「タグ」についても個人的な興味を反映するなど、意外と自由に自分の感覚的なものでリスト化していくものができる、というのを後で知ることになります。

はじめに リストの中で生きよう

第1章 「スッキリスト」と「ハッキリスト」

第2章 基本のリストの作り方

第3章 仕事をラクにするリストの使い方

第4章 心配事から開放してくれるリスト

第5章 思考と記憶を拡張するリスト

第6章 自分をより深く知るためのリスト

第7章 夢を叶えるためのリスト

仕事と自分を変える 「リスト」の魔法

リストと対話

単にリストにするだけでは何の価値も生み出さなかったり、それだけで自動的にメリットを受け取れるわけではありません。

確かに、書くだけでもスッキリする部分もありますし、実際にそれを俯瞰して見ることによって、全体像が見えて手が動かしやすくなります。でも、その時点でリストとの対話は始まっているのです。

例えば一つ一つの項目について見直してみると、なかなか手に付かないものの背景には、別の心配ゴトがあったりそれ以前の準備ができていなかったりすることもあります。それをリストに追記していくのです。
タスクリストで言えば、サブタスクを追加するような感じです。

幸い、Todoistにはサブタスクという機能があるので、それをやりやすい環境にあるのですが、一度書き出したTODOリストの下に、追加でリストとして気になることを書き出すと、意外と前に進み出すものです。

そうして、リストと向き合うことによって初めて前に進む、ということもこの本を手にしてから今日までの間に何度も体験してきました。

紙 vs デジタル

ボクはできる限りデジタルで管理したい派なのですが、上述の一件があってから、ロルバーンのノートも併用するようになりました。

タスクの全体的な動きはTodoistにすべて入れますが、例えば「今日気が乗らない」という時や、集中して前にガンガン進めたい時は、一旦紙の上で、今日やるべきことを書き出します。
これが意外な効果がありまして、Todoistだとついついその他のタスクや滞留しているタスクも見つけてしまい凹んでしまったりするのですが、紙の上にはそれが一個もありません。これから向き合うべきものだけがそこに並んでいるだけです。

なので、結果として、紙にリストとして書き出すことによって、著しく前に進められる時もありました。これは、別にリストを作る、というところから産まれる力なのかもしれません。

XMindとの出会い、アウトライナーを活用する

本書では紹介されていないツールですが、たまたま知人が使っていて、良さそうなので使ってみたXMind Zenというマインドマップツール。

実は左上に「マインドマップ」「アウトライナー」と切り替えられるタブメニューが付いているのです。
マインドマップで作ったものが、瞬時にアウトライナーでテキスト情報として整形されるというツールです。
本書でもアウトライナーについて触れられていましたが、個人的にたまたま偶然であったこのXMindというのが視覚的に物事を考えていき、最終的にアウトライナーによって構造化されたリストとしてまとまっていくので、気に入って使い始めています。

これまでに、パワポ資料、お役所に提出する書類作成等に利用してきましたが、リスト化して細分化されていったテキスト情報は、もうほとんど原稿に近いレベルまでブレイクダウンして作ることができました。結果として、そのリスト(原稿)を見て、パワポに落とすときも落としやすい、という資料作りにも役にたつと実感しています。

このようにして、少しずつリストと向き合い始めることにより、単なるリストからアウトプットが出せるリストへと変わってきたと思います。まだその変化はそんなに派手な物では無いかも知れませんが、少しずつ、自分の中で動きを作り出していると感じています。

仕事と自分を変える 「リスト」の魔法ではリストの書き方やツール、仕事をラクに捌くかだけでなくどのようにリストと向き合っていくかというところまで触れられています。まだ一巡目で一部しか自分のリスト作りには取り入れられていませんが、二巡目、三巡目とリストの作り方のバリエーションを拡げていって、人生に役立てていきたいと思います。

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