FUJITSU ScanSnap S1100 楽2ライブラリパーソナル V5.0セットモデル FI-S1100-SR
すでにドキュメントスキャナーを持っていて昨年末からScanSnap S1100を使っています。
メインにMacを使っている自分にとってはMacに対応していない付属ソフト「楽2ライブラリ」は謎のソフトでした。いや、正確にはスキャンしたデータをPDF化してファイリングするかのように整理できるソフトで、さらに年賀状の当選番号チェック機能もある、ということぐらいの予備知識はありました。
しかし、フタを開けてみたら(実際に使ってみたら)予想外に面白いPDF管理ソフトでもあるなぁ、と思いました。このエントリーは2/18(金)にPFUさんの会議室で行われた「ScanSnapを使ってデジタル整理 ~楽2ライブラリ タッチ&トライ~」に参加してのレポートとなります。
使い方を極め細やかに書いていくと何エントリーにも渡って説明書を書いてしまいますので(笑)、一番インパクトがあることから順番に紹介したいと思います。
このデータの整理の仕方が一番驚きでもあり、実はしっくりとくる。
何故ならば、そう、キングジムとか日本のオフィスによくあるあのバインダー的なファイリング手法。そのビジュアルをそのまま画面表示に使っていて、3階層(電子バインダ→キャビネット→書庫)という単位で整理できます。これはまるで、バーチャルオフィスとも言えるかもしれません。
そして、取り込んだPDFには注目したいところをマーカーで目立たせたり、付箋で目印をつけることができます。付箋自体もPDFから外れた場所にあれば、バインダーの中で見えているのです。
その見えている付箋紙をクリックしたら、そのページにジャンプするというショートカットの役目もしているのである。この付箋紙の機能がリアルな書籍に付箋をする行為と似ていて、これもバインダーと同様リアルな文房具や本などの概念を電子化していると思います。リアルなバインダ同様インデックスまで付けられるのです。
そして、閲覧もページをめくるかのようなアニメーションであたかもリアルな体験をそこに落とし込んでいる感じがします。
このように電子化したときのデータ整理方法や閲覧方法の概念がリアルのオフィス同様の概念で整理されていくので、とっときやすく感じます。Evernoteでの整理がしっくりこない、わかりにくい、という方はこのほうがやりやすいかもしれません。Evernoteでの書類整理に挫折した人はこれがおすすめです。
しかし、ビューワー、編集機能が優れていてもクラウド対応していないのが残念なところです。結果Evernoteも使い続けることになるでしょう。ここがこれからの重要なポイントとなるでしょう。
そして、楽2ライブラリは11カ国語に翻訳されてバンドルされているそうです。これは意外でした。北米ではバインダーというのはあまり利用されていないらしく、でもその概念はウケているそうです。
このように、日本的なファイリングのメタファーを活かしているこの楽2ライブラリはデジタル資料の整理入門ソフトとしても使い込むソフトとしてもよく出来ていると思います。個人的な感想では、あと、もう少し動作やデザインが洗練されてくると良いなぁと思っています(日本的なベタベタしたデザインが良いのかもしれないのですが・・・)。
ちなみに楽2ライブラリは
某通販サイトで14,000円弱ぐらいですが、モバイルに最適なScanSnap1100付き(?)だと
FUJITSU ScanSnap S1100 楽2ライブラリパーソナル V5.0セットモデル FI-S1100-SR
19,000円弱ぐらいなのでこのソフトに5,000円足すだけで、最小&USB給電できるScanSnapが手に入ると思ったら安いでしょう。
電子化&整理を進めて断捨離でも進めましょうか。