Work Checkinというサービスをリリースしました。
元々は自分がやっている会社のアルバイトが出退勤するときにタイムカード代わりになるスマートフォンを使ったアプリとか無いかな・・・というところからスタートして作り始めたのが1年ぐらい前。
Twitterアカウントで認証して(本人を特定して)、位置情報でその場所にいることを確認して、ツイートすればツイート時間=タイムカードを押した時間、と見なせるという考えから、このサイトを作り始めました。
そして1年使ってみて、内輪でしか使わないという逃げから運用で逃げていた部分も否めなません。そこで一般向けサービスとして公開して、フィードバックをいただきながら、きちんとサービスとして育てていきます。
タイムカード情報は雇用主(使用者)・労働者共に同じ情報を手元に持たせたい
フェアでありたい。タイムカード情報というログは使用者・労働者ともに同じ情報を持つ仕組みを作りたい、という考えからスタートしました。
残業代未払い、サービス残業など社会問題になっている中、出退勤の記録を使用者・労働者共にログと残せるサービスが作れればと思っていました。
ワンプッシュで出退勤時刻を使用者・労働者共にリアルタイムに送信する。どちらかだけがその情報を持っていたり、使用者がそれを改ざんしたりするのはアンフェアと思い、双方とも同じ情報を持つようにしたかったのです。
Work Checkinについてより引用:
リアルタイムに双方が出退勤時間を共有することにより、毎日双方がそれを認識する、確認する。
そしてそれがリアルタイムにお互いのログに残り、後でさかのぼれる、ものとしたいと考えていました。
データベースでガチガチに作ることも考えましたが、既存のWebサービス、例えばTwitterやメール(Gmailの検索性は素晴らしい)にログを投稿していけば、それらを利用して確認することも出来ます。
そういった外部サービスを使うことによってスピーディにこれを立ち上げました。また、データベースを持たないのでそのメンテナンスや管理、インタフェースを作る工数も不要です。第三者のサービスに依存し、身軽になることにより、最小限の投資で最大限の効果を得ることを思想として作り始めました(最初はどうせ内輪向けのサービスだし、工数はここにかけないということもありましたが)。
Twitterを利用したからこそスタッフの出退勤のiPhoneからのプッシュ通知が実現
スタッフが出勤するとこのサイトを利用してツイートするのですが、DMなどで自分宛にツイートするようになっているので、自分のTwitterアプリにプッシュ通知されます。
その影響でうっかりランチが長引いているときにこの通知でスタッフが出勤したことを知らされたり、自分が外出するときに何時まで作業していたか、ということも外で知ることが出来ます。別にプッシュ通知の機能を作ったわけではないのですが、Twitterというサービスを使い、iPhoneにTwitterアプリを入れていたので、結果として連携してこういうことが実現されたのです。
一般公開するにあたって改良したこと
とにかく自分宛になんでもメールなりツイートなりされれば良いという仕様だったので、決め打ちでPHPに書き込めば良かったのですが、そうはいかないんので、誰宛に通知するかとか誰宛にメール送信するかを設定できるようにする必要がありました。
しかし、それらをデータベースに保存するとかお預かりするのが一般的だと思いますが、あえてデータベースを作らないことを貫きます。
設定情報はHTML5のローカルストレージの機能を用いて、利用者のブラウザに保存する方式をとりました。
現状SSLを使っていないので良い実装とは言えませんが(平文で通信される)、データをこちら側で持たない、ということで取り急ぎ始めて見ます(おそらく今後の機能拡張で近い将来にデータベースを持つことになります)。
昨日Facebookでこのことを書いたら早速フィードバックが!
やっぱり公開すると、このようにフィードバックがもらえることはいいことです。
このフィードバックがこのサービスを成長させ、結果的に社内や関連するチームにも良い影響をもたらすと考えています。
今後、このサイトを運用しながら、徐々に改良をしていきながら、多くの人に利用されるサービスにしていきたいと思います。
(いわゆる実際の会社のタイムカードとしての利用よりも、誰がどこで何をしているかを可視化してチームでの動きを把握出来るツールにもしたい、という思いもあります)。
利用して頂ければ幸いです。
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