宿泊した城崎温泉 川口屋本館。ここは城崎温泉ならでは風情ある柳通りに面した旅館です。
そしてこの立地は城崎温泉外湯めぐりをするにも良い温泉街の中心地にあるのです。
宿泊プランは外湯券付き素泊まりプラン。
夜19:00前後のチェックインであれば、あまり外湯をまわれないな、と思いながらも、実際には4カ所まわれました。それぞれ軽く入って、少し歩いてまた入っての繰り返しなのですが、その温泉に入場するチェックイン方式が新しかったので、ご紹介。これは、便利です。
バーコードをかざしてピロロロンの音でチェックイン。おサイフケータイも対応
旅館でもらったフリーパス。バーコードが印刷されていました。
最初は見せるだけのパスかと思って居いたのですが、やはりバーコードをスキャンするようです。しかしスーパーにあるようなケーブルがついたバーコードリーダーを使うのではなく、バーコードを決められた位置にかざすだけで読み込みます。この仕組みのことをゆめぱというらしいです。
男性と女性で使うバーコードリーダーが違うみたいです。それでは、かざしてみます。
バーコードだけで無くICカード、ケイタイと表記されているのも印象的です。そう、おサイフケータイ対応なのです。
ピロロロン♪
動画でも見てみましょう(撮影しているiPhoneに充電器つねげていたりとか手荷物が多かったので、手間取っていますが、実際はもっとスムーズです)。
これだけで受付が済んでしまうのです。
まるで、他のおサイフケータイの効果音と同様に心地良い音でチェックインができます。
たったこれだけなので、すぐに更衣室に行って温泉に入ることができるのですが、このスムーズな感じがクセになりそうです。
というのは、このゆめぱというシステムのおかげで
行列が出来ていない
→バーコードorおサイフケータイをかざすだけで瞬時にチェックイン
→お金を払う必要もなく(財布を出す必要もなく)すぐに中に入れる
→だから行列ができずに次々入れる
という流れで本当にスムーズなのです。施設によりますが施設の入り口から更衣室の入り口まで、チェックインして下駄を脱ぐ時間を含めて10〜20秒ぐらいなんです。こんなリズム感で次々外湯のチェックインができるので、次から次へと温泉にいくのも億劫にさせないのです。
この仕組みを入れた城崎温泉、すごいと思いました。電子化されていても、受付にいらっしゃる方はやはり人であり、接客や下駄を並べていただいたりなどの暖かみを残しつつも、待たせずに素早く温泉に入れる、ということは最高の接客だと思いました。そして、何よりもまた来てみたいと思ったし、今度は、全部の外湯を制覇したいと思ったぐらいです。
この夜にまわった外湯4件レビュー!
夕食を食べることも忘れて夢中に外湯巡りをしてきました。夏の疲れやここ最近の疲れを癒やすべく、いろんな外湯を体験したく、まわってみたのです。
まんだら湯(15時〜23時・定休日水曜日)
バーコードチェックインを初めて体験させてもらった外湯。
露天桶風呂は湯量がたっぷりで、入ったとたん溢れるお湯の豊かな量に圧倒されます。
御所の湯(7時〜23時・定休日第1/3木曜日)
外観もそうですが、中の神殿を思わせるような重厚感のある作りでした。特に露天風呂は山の風景と岩を滝のように水が流れ落ちてくる風景を楽しめます。山の中を体感できるという点で今回まわった露天の中ではピカイチだったかもしれません。
一の湯(7時〜23時・定休日水曜日)
温泉の建物の見た目よりも「洞窟温泉」という文字が気になって入ってしまいました。
この洞窟温泉がいわゆる露天温泉であり、露天部分はすくなく大部分が洞窟になっています。これもまたなかなか体験出来ないタイプの温泉なので楽しめました。
さとの湯(13時〜21時・定休日月曜日)
城崎温泉駅出てすぐ右手にある温泉。
入り口でかえる(?)の足湯にお出迎えされます。
中はお風呂の種類も多く広いこともありますが、露天は階段を上った上側にあります。打たせ湯が気持ちよかったです。
閉館時間が早いのに注意。
ゆめぱ1日大人券は1,000円とおトク
そんな外湯めぐりですが、旅館のプランについているもの以外でも1日大人券という形で販売されています。23時まで何回でも利用できるということで温泉好きにはたまらないチケットでしょう。
なんと、帰ってきてから気づいたのですが、旅館によってはお店での買い物を旅館へのつけ払い機能まであるんです。財布を持ち歩かなくても外湯をまわって買い物までできるなんて、なかなかの機能です。
今回はこの7つの温泉のうち4つしかまわれていないのですが、どこも綺麗でそしてどこも特徴的なんです。複数の温泉施設をまわればそれぞれの個性を楽しみつつもまたその間、柳が映る水面を眺めながら下駄を履いて歩く、そんな温泉地風情を味わいながらの楽しみ方はなかなか体験できないものです。
こうやって歩いて移動できる範囲で7種類の外湯を楽しめるのは贅沢でもあり、1,000円というリーズナブルな価格設定に驚きです。
外湯めぐりは定休日と営業時間を確認して、最も効率の良いルートを模索すべし
夜、外湯めぐりをしていても閉館時間が早い場所もあります。そういったところは早めにまわって、遅くまであいているところを後にまわすこともありでしょう。
意外な盲点でしたが、止まった旅館の温泉は夜中も入浴できるので、ラストは旅館の温泉でもいいかもしれません。
といった感じで今回は城崎温泉 川口屋本館に宿泊しましたが、他にも外湯券付きの旅館・ホテルがあるので、城崎温泉に行かれるときはぜひ!
そして、お勧めですが、夕食は出来るだけ泊まった旅館で食べるようにしましょう。夜遅くなると特に、食べられる店も少なくなりますし、スーパーのおつとめ品弁当だと残念です(自分は食べそびれてそうなってしまいました・・・)。
せっかく城崎まできたのですから、カニを食べたり美味しい料理をのんびりと旅館で頂くのがベストだと思います。そうすれば、夕食のことを気にせずに気軽に外湯巡りにも出かけられます。
関連リンク
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