iWireはブロガーの価値や地位を育てる場になるか

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昨日、ニュース系ブロガー向け情報配信サービス説明会という名目の説明会に出かけてきました。
2月に電通とAMNの業務提携により始まる取り組みのようです。
【募集】ニュース系ブロガー支援プログラム(仮称)を開始します! | アジャイルメディア・ネットワーク
AMNが、電通と企業情報提供サービスで業務提携 | アジャイルメディア・ネットワーク 

この説明の時間で具体的な話として出たのが、ニュースリリースを独自の切り口で味付け(編集)し、ブロガーにイジってもらいやすい状態にして届けるというサービスの提供かな、ということでここにフォーカスしてしまいがちなのですが、実はそういうことだけを見ていてはいけないんだなと、注意深く聞いておりました。
おそらく、このiWire(インフルエンサーワイヤー)というサービスはブロガーの価値や地位を育てる場なんだと個人的には定義したいと思います。 


何故これをやるか、ということはこうありたい、という考えがあるからだと思います。

ブロガーも記者会見の場に!ニュースをブログにする新しい挑戦「iWire」 | め~んずスタジオより
ニュースを取り扱うブロガーやこれからニュース記事をブログに書きたい人は多いのか少ないのかわかりませんが、例えば海外の記者会見の場には記者とブロガーが同等もしくはブロガーの方が優遇されて招待されていたりします。AMNの徳力さんとしては記者会見に記者と並んでブロガーが参加できる環境を長年夢見てきたそうで、同じくAMNの中山さんとしてはこの「iWire」をきっかけにして日本のブロガーもそういった立場になれればいいなぁ~という思いがあるそうです。

日本ではまだまだ記者会見の場で他の記者と並ぶような環境は海外に比べるとまだまだ少ないようです。
現状はブロガーの力に期待するところはあるものの、ブロガーを呼んでも大丈夫なのか?という文化があるかもしれないというところもあるでしょう。
ブロガーも他のメディアと同等の扱いが受けられる文化を創っていかなければいけない時代だと思うし、こういう取り組みを日本でリードしてくれるのが今回のiWireという企画なのではないかと思います。

そのきっかけとして、電通と外部の編集委員で構成されたメンバーで編集されるニューズレターの配信があるのだと思います。
ここではすでに100名を越える登録者がすでにいるようですが、そのすべてが参加ブロガーにとってもライバルになるでしょう。まさにニュース系ブロガーの天下一武道会が始まろうとしているのです。

つまり、このサービスに登録したからといって、ブロガーにとって有利とは必ずしも言えないのです。
単なるイジりやすいネタ提供でしかありません。
与えられたネタに対して、それぞれのブロガーがどのように料理して自分なりのご馳走として読者に対して提供するのかが勝負になるでしょう。

このとがったニュース系ブロガーたちが集まる天下一武道界で、iWireから次々とやってくるネタと戦い、勝ち進んでいくためには他の人と切り口がかぶらないとかその人ならではの書き方というのがキーになりそうです。
次々とiWireからやってくるネタと戦い続けることによって、ブロガーとしての手腕を鍛えられていくのではないかと思います。

そうしてブロガーとしてスキルを磨くことがブロガーとしての価値向上につながりそうです。
結果として企業や団体から見ても、この人を記者会見に呼んでも大丈夫という信頼関係が生まれ、「ブロガー記者」としての立場を勝ち取ることになっていくのではないでしょうか。

つまりこのiWireを通じて
・ブロガーとしてのスキルを磨き、ブロガーとしての魅力や価値を感じてもらえるようになる
・メディアと同等の扱いを受けられる文化を創っていく
この2点が得られる場なのではないかと思いました。

公式サイト:インフルエンサーワイヤー
 
 

この記事を書いた人

iPhone/MacBook Air/Apple Watchユーザー。
2006年よりブログを書き始め、現在はちょっとした効率化をテーマとしてブログを投稿中。

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