Sing Sing Sing 震災チャリティコンサート本番終了しました

sss814

「家に帰るまでが遠足」と遠足でよく言われるように、このチャリティコンサートも実際に寄付を行うまでが実際のイベントとなります。そのため、まだこのイベント自体は終わってはいないのですが、一旦本番が終了したことをお知らせします(ブログの更新自体も2週間ぶりとなります)。

画面は中継テスト時のモニターですが、東京・大阪・仙台と中継して映像を映しだしています。そして音は出来るだけ遅延がないようにNETDUETTOβを使用しこれだけ離れた距離の会場をつないで合奏が出来るレベルにしたイベントです。結果としてこのイベントは新奇性も高くチャレンジすることも多く大変だったかもしれませんが、楽しかった!と感じますし、何よりも参加者やまわりのスタッフの声を聴いている限り、「またやりたい!」という声をいただけていると感じています。
こういった声がスタッフにとっての喜びですが、来年もやりたいという声から察するに、忌憚なきご意見をお伺いして、それを糧にして次回の企画の実現に向けていければと願っています。


良い人々や協力企業のおかげで実現したこのイベント

このプロジェクトの特徴としては実に良い仲間、それは人柄だけでなく行動力や各分野の専門性の高い人々が結集したという人のつながりがあげられます。元々はNHK-BS2で放送されていた「みんなの吹奏楽」「Sound+1」という番組の出演者を中心にスタッフメンバーが結成されていきました。
このイベントはプロのイベント会社ではなく、ボランティアで動く素人の集団で作られていきます。もちろんその中には番組制作のプロや音響のプロ、医療のプロなど各分野のプロがたまたま居合わせていたのでした。それらのプロがそれぞれの役割分担の中で各自の強みを発揮していきました。偶然の賜物か、運命の引き合わせか絶妙なバランスでスタッフィングされたのだと感じています。その番組が無ければここで出会うことも無かったのです。

そして7社の企業のご好意によりさまざまな技術的な協力や機材の提供などをいただき、予算の無いボランティアで運営するチャリティイベントもなんとかまわすことが出来ました。改めて御礼申し上げます。

株式会社大塚製薬工場
NECディスプレイソリューションズ株式会社
NTTコミュニケーションズ株式会社
NTTビズリンク
株式会社映像システム
株式会社ケイ アイ シー
ヤマハ株式会社

そしてここに名前があがらない多くのボランティアスタッフがいらっしゃいます。多くのスタッフのご尽力により、最終的にイベントの形が出来上がったと思います。お疲れ様でした。

twitterやfacebook、mixiを使った集客

チラシ配りや吹奏楽団等の掲示板への書き込みなどの広報活動をベースに8/1から追加する集客施策として非公式twitterアカウントを作成したりfacebookファンページを作成しました。正直なところ、そこまで手を回す余裕が無いのですが、なかなか体験する機会の無い東京・東北・関西の3会場の音を中継しての合奏をひとりでも多くの人に体験してもらいたいと思い、うっかりと手が動いてしまいました。そうしてしまった以上はある程度責任を持って運用していかなければならないのですが、数字で見える範囲効果は上がっていて安心します。

これらのサービス、いわゆるソーシャルメディアは「クチコミ」という言葉と合わせて語られることが多い昨今、やはりRT(リツイート)などで発信した情報が転載されて人から人へ情報が運ばれて拡がっていく、その可能性を改めて痛感させられました。

この中で大切なのは、やはりネットの時代といっても”人”というのが大切です。検索エンジンは人間ではありませんが、ネット上の情報を見るのは人間です。どのように伝えるか、何がポイントか、そしてどのような新奇性があるのか、そういったものが人を動かし新たなクチコミを起こします。単純に「いいね!」ボタンをつければいい、というわけではありません。しかし、そこがわかっているとネット上の知り合いの知り合いの知り合いが・・・といった風にまったく知らない人のところまで情報が人づてに運ばれて行くのです。

インターネットで超えられる壁

Youtubeなどに代表される動画サービスがあっても、リアルタイムにコミュニケーションするには技術的にはまだまだ厳しいものがありました。特に合奏となると音が遅れてくることが致命的になります。
今回映像の中継で使用している機材も最先端のものを扱っていますが、映像も1秒ぐらい遅れて届くので、違う会場にいる指揮者を見て合わせるのは不可能です(そこで、実際には音を聞いてあわせる、各会場のドラムに合わせるという方式をとっています)。

とは言えども、それでも音に関してはNETDUETTOβで実際に合奏が出来るレベルになっています。映像で他の会場とつながっている臨場感も加え、これで遠く離れた3拠点の合奏が実現できているのです。もう、離れた場所にいる人ともインターネットの技術でセッションが出来る時代がやってきたのです。
そして先ほどの集客のところで触れたようにソーシャルメディアによって、良いモノ・コンテンツであれば、情報はどんどんと伝播していくのです。このように伝え安くする媒体と良質コンテンツをかけ合わせることで新たな集客のチャンスを作ることができるのです。
コストを抑えて(現金支払いが発生しない)広報手法を実現するのです。

そして、今ではfacebookが調整ごとのやりとりや情報交換のツールになっていて、リアルタイム性の高いやりとりを実現しています。非公開グループで半分遊びな部分もありますが、ノリの良いサクサクとしたコミュニケーションは物事を素早くすすめることに貢献しています。
各自違う職業でそうカンタンにスタッフがすべて集まっての打ち合わせが出来ないグループでは、そういったコラボレーションツールが役に立つでしょう。それがサイボウズliveではなくてfacebookになったのが個人的には驚きでした。でも今となってはfacebookのほうが使いにくいとか言われますが、実は使いやすいツールなんだと思っています。

まとめ

音楽的なことは一切触れませんでしたが、実はスタッフでイッパイイッパイで余裕がありませんでした。本番当日も音質面で最善を尽くせたかというと正直なところ後半からがベストでそれまではまだまだ調整ごとが多かったです。

しかし、3拠点が揃って合奏を初めてした時、感激するものがありました。これは本当に凄いことをやっているんだと、我ながらに思います。前代未聞のことをやっているとは準備中にもイメージはできていたのですが、それを目の当たりにすると、3つの離れた拠点の数百人と数えるオーダーのメンバーで1つの曲を合奏している、そんな夢のようなことが実現したという重みをも感じました。

各地でまたやりたいという意見が出ていますが、第九と並ぶ夏のイベントとして広がれば、と思います。