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この度会社を設立し、本格的に営業開始するのは7/2(月)の本日からとなります。早速御見積書や提案書の作成等をしていたりします。

社名は「プラス・ムーブメント合同会社(Plus Movement LLC)」でサイトはまだありませんw(作る暇も余裕も無かったのです・・・)
「インターネットを通じて人々の生活に動きをもたらす」という意味を込めた社名で、インターネットの可能性の追求とそこから経済を回すことが出来ればと考えています。

会社設立と同時に、自宅やいわゆるノマド的に住所不定的な動き方をしていたのを辞めて渋谷ヒカリエに通勤するスタイルに切り替えました。規則正しい生活から健康的なカラダを目指すこと(カラダを壊さないようにすること)、そして渋谷を拠点とすることにより都内のクライアントへの営業などもスマートになると考えています。

報告は以上で、ここから先はどのようにして会社設立に至ったかの経緯とどのようにして手続きをしたのかをまとめておきたいと思います。


クライアントからの法人化要望

今年の4月、メインクライアントのうちのひとつである会社から「個人でのお取引はこれ以上難しい」宣告を受けました。フリーランスから法人化された方で同じような理由で法人化された方も少なくないでしょう。

とは言えども、そんな心の準備も資金の準備も知識の準備もありません。本音を言えば、フリーランスでもうしばらく軌道にのるまでやってから考えればいい、ぐらいの感じでした。

早速、図書館にいって会社の設立の本等を調べてみるのですが、“簡単にできる”といったテイストの本が多いが、その内容を理解するのは、意外に苦痛なものでした。しかし、ざっくりとした手順やどんなことが必要かというイメージはつかんでおく必要があるので、何冊か目を通して置くべきだと思います。

ダンゼン得する 個人事業者のための会社のつくり方がよくわかる本 
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横浜企業経営支援財団へ相談に行ってきた

本に目を通して1ヶ月半ほど寝かせました(放置しました)。
さすがに本だけだとわからないこともあるし、いろいろと地方自治体の起業支援のことも知りたいということもあって、横浜市在住なので横浜起業経営支援財団というところを調べて見つけ、行ってきました。おそらく多くの自治体もしくは関連団体でこのように起業に対する相談する窓口があると思います。

一番のメリットは無料で相談ができたこと、そして専門の知識がある中小企業診断士の方に相談にのってもらえることです。
せっかくなのでいろいろぶっちゃけ質問をしてきました

1円起業ってどうなの?

「1円で会社を立ち上げてもまず支払いがあれば創業者から借り入れして支払わなければならない。」

この例えがしっくりキタ。

「法人もヒト。会社を新しく子供として産み出したときに、親としてその子に1円を持たせて旅立たせるのか300万円を持たせて旅立たせるのか。親として子供に苦労させないのであれば、資本金はある程度用意したほうが良い」

国や地方自治体の融資ってどんなけ借りられるの?

手続き方法や必要書類(そこそこ面倒)などの説明も伺うが一番わかりやすいこれ。

「新規事業をやりたくて100万円の融資を受けたい場合、熱く語るだけの人と自分も100万円用意したから100万円貸して欲しいという人だったらどちらに貸しますか?」

まあ、そういうことなんだと思います。キャッシングとかそんな感じの借り方ではなくて、どれだけ動いて結果を出しているか、だと思います。
起業には夢や熱意も必要だが、融資になるとそれだけでなくそのためにどれだけ動いたかも重要になる、とおっしゃられていました。

株式会社と合同会社の違いについて

当然初期費用とか必要手続きは違うのですが、取引においてはどちらにしても法律的に問題は無いとのこと。
しかし、合同会社は歴史が浅く知名度も低いから取引先の先入観で優先度が低く見られたり、また「合同会社とは何か」を新規営業の度に説明しなければならないという面倒なことがあるようです。
(個人的には取締役会のほうが面倒と先入観をもっています・・・)

ただ、合同会社にする有名企業も増えており、日本のApple製品の展開でおなじみのAppleJapan合同会社も出てきています。

会社設立ひとりでできるもん

次に会社設立に関する書類作成です。
さすがによくわからないし、行政書士とかに頼まないといけないのか・・・。どうやって探すのがいいんだろう・・・と悩みが尽きないわけです。こういったわからないものはついつい先送りにしがちです(悪いクセ)。

そんなある日、クライアントでつい昨年末に会社を作られた方とお打ち合わせでお会いしたときにアドバイスをいただきました。
それは会社設立ひとりでできるもんというサイトを利用して登記されたということです。実際にその場にいる知り合いがそのサイトを使って会社を設立した、ということを聞けばお墨付きをもらったようなもので、このサイトを利用することに対する不安はありませんでした。

このサイトではWeb画面上で必要項目を入力するだけで、定款だけでなく登記に必要な書類一式をワンストップで揃えて用意してもらえます(Web上で入力した項目などを適切に記述したPDFを自動生成)。行政書士を探す手間もいりません(自動的にアサインされるみたいです)。
しかも格安なので、初期費用の節約という視点でも助かりました。また、定款の電子認証の手続きも一晩おいたら出来ていた、という印象です。

登記後も必要な書類をWeb上で生成してダウンロードすることが出来ます。登記簿謄本の申請書なども記入済みのカタチでPDFが作成され、印刷するだけで申請書ができあがっているのです。

実際の手続き

前述の会社設立ひとりでできるもんが完全にシステム化されていて必要な書類や備品についても一通りまとめられています。いわゆるマニュアルのような感じになっています。これに従っていくだけでスムーズに手続きが進められました。

  • 区役所に行き、印鑑証明書の取得
  • 会社の印鑑の発注→ハンコヤドットコム
  • 代表社員個人名で銀行口座開設
  • ひとりでできるもんで電子定款作成依頼
  • 電子定款をCD-Rに焼く
  • 前述口座に資本金払い込み
  • 書類一式作成
  • 法務局へ提出(提出だけ!)

不備が無ければ1週間程度(当時)で登記が完了します。登記日付は法務局へ書類を提出した日付になります。
登記されたかどうかは完了したころに登記簿謄本を請求してみればわかります。

ついでに、今後手続きをスムーズに進めるためにも 「法務局印鑑カード」を作成します。これがあれば、簡単に印鑑証明書などの書類を請求できます。何が簡単かというと申請書を書く手間と提出する手間が省略されて、あとは収入印紙と引き替えに受け取るだけになります。
これ、めっちゃ便利。住民票もこうなればいいな、と思うのだけど、そうはいかないのかな。

で、この後は、登記簿謄本と印鑑証明書をもって再度銀行へ・・・。銀行口座の開設ですが、法人口座はすぐに開けるわけではなく1週間ぐらい審査期間が必要らしいです。

仕事場所の選定

実は今年の2月に引っ越しをしたのですが、インターネット接続環境に恵まれず、WiMaxを自宅回線として使っています。光回線が引けないのです・・・。

以前からマクドやカフェやマクドなどで作業をするノマド的な動きをしていたので、外に出ればいいのですが、自宅の光回線でしかできない作業もあり(固定IPモノや動画のアップなど)、苦労することは目に見えていたのです。というよりもWeb系の仕事でその環境はまずいだろうとも思っていました。

また、それ以外の要因もあるのですが、自宅でできない問題点(集中出来ない、体調に甘く寝てしまう等)もあり、外である程度固定出来る場所も検討し始めていました。
コワーキングスペースめぐりという企画もあったのですが、IT系のギラギラ人の中にいることとか駅からの遠さと価格帯、等いろいろノマドとの天秤にもかけてあまりぴったりのところが無かったのです。

そこにやってきたのが渋谷ヒカリエ8階に入っている「Creative Lounge MOV」。
こっそりと行ってみたのですが、洒落乙空間に空席率の高い(?)ゆったりとした空間、そして何よりも渋谷ヒカリエ内にあるという周辺環境を総合して、試しに「ワンタイムメンバー(ドロップインで利用する)」で何度か行ってみることにしました。

まず、一番の恩恵を受けたのが立地です。
東急田園都市線沿線に住んでいるので、改札を出て駅直結のヒカリエに行けることは相当なアドバンテージです。天候(雨、直射日光、風邪、寒さ等)等を和らげた地下を歩いて移動できること、そして駅から近いので移動時間もしれているということが多いです。
またメインクライアントのいくつかが渋谷中心に集まっているので、ここを拠点にすれば、そこへの移動時間や移動コストも削減できるだろうし、突然のお打ち合わせにもすぐに対応できます。

また、ファシリティに関しては工夫されていて、どこでも電源が拾えるし(目立たないカタチでオシャレな机の横についていたりとか)、さまざまなタイプの机+椅子のブースがあるので、気分転換しながら作業ができます。
例えば集中モード用、オープン用(気軽に話しかけてね)、ソファーでリラックスモード用とその時に応じて席を移動していったりします。

ヒカリエの商業施設も良いのですが、同じ8階のフロアではクリエイティブな感じの展示が多々あり、これも刺激を受けます。デイリーポータルZの公開編集部という企画をやっていた時期もあり、それも面白くて、常に変化があるという環境も良いです。

というわけで、この後、ワンタイムメンバーからフルタイムメンバーに切り替えて(実は常駐するレベルになるとそんなに高く感じない)、ここをメインの拠点とすることにしました。

しかし、欠点があるとすれば、最上位プランでもヒカリエの住所を登記できないということでした。会社設立と同時に進めていた時に、これは悩まされる問題でした。
※注・レジデンスのプランで住所が名刺などに使えるが、現在のオープンラウンジメンバーのプランではそれも出来ない。

登記できるバーチャルオフィスを探す

これは検索すれば、そういうところはたくさん出てきますが、必ず現場に何度か足を運んで契約することが大切だと思います(というか、それが必要とする業者も多々あります)。

メイン拠点としては上述のクリエイティブラウンジモブで確定しているので、登記さえ出来ればいい、という割り切りで何件か比較検討し、実際に見学してみました。

  • 自分が行ったときの受付の対応
  • 会議室スペース(ヒカリエの会議室は高いので今後使うかもしれない)
  • バーチャルオフィスのサービスの内容
  • 作業スペースの有無
  • 郵便物等転送サービスの内容

などを中心にヒアリングして検討しました。
一番の決め手は担当者が美人その会社が本業の片手間ではなくバーチャルオフィスに対して本気で取り組んでいるかどうか、ということです。 ファシリティへの力の入れ具合等から見ても、将来的な持続性がありそうかどうか、ということを感じ取って決めました。

この登記できるバーチャルオフィスを決めてから、実際に登記を行うことになります。

最後に

「会社作ったんですねー。すごい」と言われることもありますが、別にすごくもなくて、単純にマニュアルどおりにやれば誰でも会社は作れます。そして会社を作ったから偉いというわけでもなくて、今回のケースのように作らざるを得ない圧力がかかって作ったというケースもあります。

ただ、それを消極的な会社設立として捉えるのでは無く、これをきっかけに「法人になったからこそ出来ること」とかも増えてくるので、そういう意味ではポジティブに仕掛けていく良いきっかけになったと思います。

この会社設立まで3ヶ月ぐらいかかっていますが、実はその間に個人的にもバタバタするイベントが多々入ってしまい、そして自分自身も結構無茶をした感じが有り、現在も休むこと無く何かやっています(そろそろ調整できるころだと思っています)。
同時にこんな状況でいろいろ巻き込んでしまった関係者・関係各社の皆様ありがとうございました。

末永く、プラス・ムーブメント合同会社をよろしくお願い申し上げます。