「この会社、まだやってるのかな?」
取引先や、お客さんがホームページを見て、そう感じたことはないでしょうか。
結論から言えば、更新されないホームページは、それだけで会社の信用を静かに下げています。
何も書いていないのではなく、「古い情報がそのまま残っている」ことが問題です。今日は、なぜ信用が落ちるのか、そして更新を重くしないための工夫を3つ、まとめておきます。
仮想の例:見積もり前に、取引先がホームページを見る
ここは仮想の例です。たとえば、こんな場面があるとします。
初めて取引をするかもしれない会社に、見積もりを頼もうとしている担当者さん。まずは、相手のホームページを開いてみます。
「お知らせ」の最新が、2年前。営業時間は、いまの電話で聞いた内容と違う。フッターの著作権表記は、数年前の年のまま。
そこで担当者さんが思うのは、「ここ、本当にちゃんと動いている会社かな」という一点です。
サイトの中身を1つずつ吟味して判断したわけではありません。第一印象で、なんとなく不安になる。ホームページの怖いところは、この「なんとなく」にあります。
更新されないホームページが信用を落とす5つの理由
理由1:「営業しているのか」が分からない
お知らせが何年も止まっていると、見る人は「いまも動いているのか」を判断できません。
実際には、毎日しっかり営業していても、外から見える情報が止まっていれば、止まっている会社に見えてしまうのです。
理由2:古い情報が、そのまま誤りになる
営業時間、定休日、料金、住所、担当者、取り扱いサービス。
会社の情報は、思っているより頻繁に変わります。サイトに載っているのが古いままだと、お客さんは間違った時間に来店したり、すでに終わったサービスを問い合わせたりします。
信用が落ちる以前に、機会そのものを逃してしまうわけです。
理由3:「保護されていない通信」の警告が出ることがある
ここは技術の話ですが、避けて通れません。
サイトの暗号化(SSL)の期限が切れたり、設定が古いままだったりすると、ブラウザに「保護されていない通信」といった警告が出ることがあります。
警告が出たサイトに、問い合わせフォームから個人情報を入れたい人は、まずいません。更新の止まったサイトは、こうした裏側のメンテナンスも止まっていることが多いです。
理由4:スマホで見づらい、古い見た目のまま
いまや、ホームページはスマホで見られることが前提です。
数年前に作ったまま見直していないサイトは、文字が小さい、ボタンが押しにくい、表示が崩れる、といった状態になっているかもしれません。見た目の古さは、そのまま会社の印象の古さとして伝わります。
理由5:検索やマップの情報と食い違う
Googleの検索結果やGoogleマップに出ている会社情報と、ホームページの内容が違っていると、見る人は「どちらが正しいの?」と迷います。
情報がバラバラだと、それだけで信頼感は下がります。ホームページは、会社の情報の「元の置き場」です。ここが古いと、あちこちに古い情報が広がります。
でも、更新が止まるのには理由がある
ここまで読んで、「分かっているけど、できていない」という方も多いと思います。
更新が止まるのは、サボっているからではありません。たいていは、次のような理由です。
- 更新の手順が分からない、または、制作会社に頼まないとできない
- 誰が担当なのか決まっていない
- 「ちゃんとしたものを書かなきゃ」と思って、手が止まる
僕自身も、ネタが溜まっているのに、完璧を求めて手が止まることがあるので、気持ちは分かります。
だからこそ、「更新を重くしない」のが大事です。
放置サイトを防ぐ3つの工夫
工夫1:毎月、変わりやすい情報だけ見直す
全ページを毎月更新するのは、現実的ではありません。
変わりやすい情報だけに絞って、月に1回、見直す日を決めます。たとえば、次のような項目です。
- 営業時間・定休日
- 料金・サービス内容
- 担当者・連絡先
- 「お知らせ」の最新が、いつの日付になっているか
カレンダーに「毎月1日はホームページを見る」と入れておくだけでも、放置は防げます。仕組みで自分を動かす、という考え方です。
工夫2:触れる人を、1人決めておく
次に決めるのが、誰が更新するのかです。
担当が決まっていないと、「誰かがやるだろう」で止まります。社内の1人でも、保守契約を結んだ外部の人でも構いません。
ポイントは、管理画面に入れて、いざというときに動ける人が、必ず1人いることです。ログイン情報や、ドメイン・サーバーの契約者が分からない状態は、これもまた信用リスクにつながります。確認の手順は、前回の記事にまとめています。
制作会社と連絡が取れない。ホームページを更新できないときの確認チェックリスト
工夫3:「立派な記事」ではなく「一言」から始める
お知らせに載せるのは、大きなニュースでなくて構いません。
- 年末年始の営業日のお知らせ
- 新しく取り扱いを始めた商品・サービス
- 担当者が変わった、お店の席を変えた、といった小さな変化
こうした一言でも、日付つきで残っていれば、「動いている会社」として伝わります。
最初から完璧を目指さず、まずは1行から。とりあえず、動いてみるのが大事です。
見直しチェックリスト(保存版)
自分へのメモも兼ねて、まとめておきます。いま、ホームページを開いて確認してみてください。
見た目・情報
- 「お知らせ」の最新の日付が、1年以内になっている
- 営業時間・定休日・住所・電話番号が、いまの内容と合っている
- 料金・サービス内容が、いまの内容と合っている
- フッターの著作権表記の年が、古いままになっていない
- スマホで開いたとき、文字やボタンが見やすい
裏側
- ブラウザで開いたとき、「保護されていない通信」の警告が出ていない
- 管理画面に入れる人が、社内か外部に1人決まっている
- ドメインとサーバーの契約者・有効期限を把握している
運用
- 月に1回、見直す日を決めた
- 一言でも更新できる手順を、担当者が把握している
まとめ
更新されないホームページは、何かを間違えているのではなく、「止まっている」ことが信用を落とします。
- 営業しているかが分からない、情報が古い、警告が出るなど、止まっていることのリスクを知る
- 毎月、変わりやすい情報だけを見直す日を決める
- 触れる人を1人決めて、「一言」から更新を始める
というわけで、まずは今日、ご自身のホームページを開いて、「お知らせ」の最新の日付だけ見てみてください。
自分で見直すのが難しい方へ
「更新の手順が分からない」「制作会社に頼むと時間がかかる」「何から直せばいいか分からない」という方もいると思います。
僕はWebの仕事に24年関わってきて、WordPressの保守・更新もお手伝いしています。いまのサイトの状態を見て、何から手を付けるのがいいか、一緒に整理します。
ぜひ、気軽にご相談ください。
コメントを残す