都内某所にて行われたパナソニック VIERA 「3Dシアター」体験ブロガーイベントに参加してきました。
ちょうど今日発表されたこの記事のものです。
「2010年代は3D産業革命へ」–パナソニック、3D対応のVIERA&DIGAがデビュー:ニュース – CNET Japan
プレゼンはもちろん、3D対応のVIERAで投影されています!
テレビづくりのフィロソフィー
現在は第4の波として「薄型テレビ」「デジタルテレビ」であるが、第5の波として「リンク型テレビ」という時代を切り開こうとしている。
特にパナソニックでは「大画面はプラズマ」というこだわりを持っている。
録画機としてのデファクトスタンダードを走り続けてきたのもパナソニック。ハリウッドと密接な関係を築いてオーサリングから商品開発まで活かしている。
「没入感」あたかもその場にいるような感覚をリビングにもたらしたい。それがこのテレビの商品開発に関する思いだという。
ちょうどアバターのように、8割ぐらいの人が3Dをみている事実があるように、3D産業が一気に加速するものと思われる。
フルHDに続くトレンドは、3D。2010年は3D元年にふさわしい、とのこと。
プラズマ大革命、ブルーレイ大革命
フル・ブラックパネル搭載。
高発光効率→3D表示も可能になる大きなポイントとなる。
試写してみて感じたこと
アバターとかで3D映像は見たことがあったので、それとどうしても比較して見てしまう。
しかし、3Dの品質としては遜色無いと感じたし、なんといっても、映画館と違い、居間で見るものなので、画面の精細さを感じ取ることが出来た。
コンテンツが揃っていることが前提だが、これが自宅で体験できるなら、また違ったテレビの楽しみ方が出来ると確信した。特に個人的には外国の風景とか、その場にいる感じを居間にいながらにして体験できることに興味があるので、そういう体験をしたいと思った。
技術的なこと
映画館での方式もいろいろとあるが、まず赤青メガネではない。
シャッターで左右を切り替えているようだ。これはテレビとリンクしている。
特筆すべきことはフルHDを2画面(2ch)入れている事。
右目用と左目用の動画をブルーレイへ収録して再生。
従来だと、垂直解像度が半分に低下するか千鳥配置にして画素数を低下するようなことになっていた。
それを画素を落とすことなく、左右の情報を再生。つまり従来の2倍の情報を再生・表示することで、臨場感のある3D映像を実現した。
そして、フォーマット戦争にならないように、説明会等を繰り返し、3D規格化を行った。
普通は規格化は3,4年かかるが、今回は1年でやった。それは物理層を変えないことによって実現し、業界を立ち上げることにした。つまり、アプリ層しか変えてない。
その中でも革新的な技術として、MVC画像圧縮があります。
これは2D,2chの映像を入れるために画質を落として圧縮するわけにはいかないので、この技術を採用した。原理としては左右の絵で似ている共通の映像情報を共用して5割増し程度のデータ量でクオリティを落とさずに実現。
まとめ
3Dテレビってまだ暗いのかなぁ、とかまだまだリアリティとか無いのかなぁ、赤青メガネかな、と思ったりもしていましたが、全然そんなことなく、実用的なレベルになっっていることを実感した。
そして規格戦争ということも感じさせないぐらい、安心できるものと感じました。
価格は50万ぐらいかもしれませんが、それぐらいの金額を出して買ってもいいんじゃないかな、と思います。ただ、不況なので買える人は少ないかもしれません。でも買う人は買う。そんなことを強く感じました。