「勝間和代のインディペンデントな生き方 実践ガイド」の本にじょうぶな心を作るヒントとして「すべてをゼロイチで考えない」が挙げらていました。
「ゼロイチ志向」で考えていくと心の疲労が激しくなる、と書かれています。
少し悪いことがあるだけで自分が不幸になった気になる、その逆もしかり。
たとえば、上司にほんの少し褒められただけで「オレって天才!」と頭の中に言い、舞い上がってしまうことや、会社に行く時に途中で定期を持っていくことを忘れて「自分はなんておっちょこちょいなんだ」とひどくへこんだりすることなどもその例に当てはまります(たとえが極端ですが・・・)。
ここでは失敗を恐れないこと、失敗から学ぶことが多いということが書かれており、また物事には必ず二面性(表と裏)があることも書かれています。
まとめの文章として強調されていましたが「よいことがあっても必要以上に舞い上がらず、かといって悪いことがあっても、必要以上に落ち込まない、すべてをゼロイチで考えない、しなやかな弾力性」という文章の「しなやかな弾力性」という言葉が強く響きました。
草木でも力を加えて曲げてすぐポキっと折れるものもありますが、しなやかな草木は曲げても折れずにその体をしなやかに変えているものもあります。簡単に折れてしまうのではなく、折れずにまた簡単に元の状態に戻れる、そういうしなやかさを持ち、気分をとどませることではないかと思いました。