この年度末の振り返りをしておきたいと思う。
結論から言えば4/1の今日も年度末の業務を終えていないが、少し落ち着いてきたのでまずはブログを書きながら整理する。
この年度末の繁忙期が始まる前にこんなエントリーを書いていた。
【年度末】繁忙期を生き抜くためのポイント3つ : ムジログ
それぞれのポイントについて、実現できたかどうか振り返って今後どうあるべきか見直していきたい。
健康を維持することが一番
幸いにして、インフルエンザや長引く風邪や熱、数日動けなくなるようなぎっくり腰など影響を大きく与えるような病気や怪我はなかった。
そして仕事の質は抜きにしてほぼ毎日のように通勤し続けることが出来た。昨年は熱とか風邪で2,3日休むなんてこともあったので随分と良い状況だと思われた。
しかし、家族の1ヶ月以上長引く病気や深夜対応(病院や相談)なども含めて、睡眠がまるっきりダメになった。
寝る時間もマチマチだし、途中で起こされることもあれば、熟睡したと感じられる日がほぼ皆無。結果として慢性的な睡眠不足になり、特に昼食後の睡魔も含めて集中力が切れてパフォーマンスが大きく低下した。
結果として一時期は偏頭痛が続いた。
日中のデスクワーク時に偏頭痛が発生していなくても帰りの電車の中で偏頭痛がひどくなって、眠る時間にも影響することも出てきた。
睡眠不足から体調を崩し、更に睡眠不足を招く悪循環が発生した。
そう、自分自身だけが気をつけていればすべてOKなわけなくて、環境や回りの人の状態にも大きく左右する。結果として自分にも影響を受けることも多い。
自分自身は変われてもまわりを変えることは難しいのである。外部要因に対応できる状態も作らなければならない。
もし会社組織、チーム組織であれば、自分以外のメンバーの健康状態も把握して重症化を防ぐとか、そういったマネジメントもちゃんとかんがえていかなければならない。
“一定”して集中出来る環境と時間を創る
これは作業の前倒しということを掲げていたが、問題の先送りで作業を平準化していったところも否めない。
これも自分自身だけで解決しようとしてもどうしても外部要因に影響されることがある。
例えばWeb制作業界であれば前工程のデザインがまだ固まっていないとか原稿があがってこないとかも多々あるし、先方担当者がインフルエンザでしばらく出社できなくなるなんてことも発生して、それが作業や納期の遅延にもつながることがあり得る。
結果としてあらゆることが後ろに倒れてきて、年度末は睡眠を削らざるを得ない進行にもなっていた。この頃には前述の偏頭痛も改善してきたので、まだ良かったがもしこれが治ってなかったら乗り越える気力すら出ないぐらい悲惨な状況になっていたかもしれない。
ポジティブに解決しよう、という気持ちだけがすべてを前に進めてくれたと言っても過言ではない。
他人のせいか?
こう書いているとまるですべてが他人のせいで年度末がぐちゃぐちゃになったと言っているように見えてしまう。実際、そういう言い訳しようとすれば出来てしまうのだが、本当にこれで良いのだろうか。
自分を変えるということは出来ても他人を変えることは困難。
年度末で無くとも環境や他人から与えられる影響はずっと有りうる。
そう、まったく関係ないのである。
自分自身が変わることは当たり前で、不測の事態があったときにどうカバーするか、もしくはそういった時に取り戻せる余裕をいかに作り出せるか、というもっと突っ込んだ考え方をしないと非常に危険だと思った。
今までリスクヘッジとるということも何度も考えてきたが、年度末においてはもっと突っ込んで考えるべきだった。これが大きな反省点。
リソースは限られているのだから、いかに余計なことをせずに、余裕を作り出せるか。
「余」という文字に集約されるかもしれない。
実はひとつ自分のこれからの方向性を変える、大きなチャレンジに踏み出したのもこの年度末3月からのことだった。
それは勤務時間の割合としてはそんなに大きなものではないが、気分的には非常に大きなものだし、いろいろと考えることも増えてしまった。
もしかしたら、これがこの年度末を乗り越えるためには余計なことだったかもしれないし、時期尚早だったかもしれない。
しかし得られるものもあった。
忙しいとどうしてもそれだけに集中しすぎるクセがあるのですが、複数のことを同時に半ば強制的にすすめる良い訓練になったかもしれない。
4月は落ち着くかと言われるとそうでもなく、これまで通りいろんなことが並行して動く。
どちらかというと、それぞれの質を高めていかなければならないと感じている。そういう意味では作業量だけでなんとかする年度末とは違い、良いコンディションで最高のアウトプットを出せる、働き方というものにチェンジしていかなければならない。
そして余裕を作り出すというキーワードを今回見いだせたので、ここにストイックになって、本当の意味でのリスクヘッジができるようにしていきたいと思う。