最初に誤解のないように書いておけば、Kindle出版するとKindleで出した本が売れるというのは天と地の差ぐらいの違いがある。ここでは、まずKindleでさくっと出版できてしまった、という事実を書いておきたい。
そして、ちょっとでも電子書籍という形で出版してみたいという気持ちがあるのであれば、ぜひオススメしたい。
出版までのスピード感ハンパネェ!
とある日、参考となる本を買って少しだけ読み進めたのですが(半分も読んでない)、これ、試しに出すことぐらいだったら、ソッコーでできるじゃん!と思ってやってみようと思い立ちました。
結論から言えば、出版手続きを寝る前にしたら、起きたらAmazon上で出版(発売)されてた、というスピード感です。
そのスピード感に驚くのですが、それまでの準備などもそれほど時間がかかるものではありません。
下記本を読みながら進めていくと思ったより素早く準備して試しに出版してしまうところまで到達出来たのです。
KDPではじめる セルフパブリッシング
この手の本で去年の12月に発売されたばっかりの最新刊。
この本に書かれている通りにやればあっさり出来てしまったので驚きだ。
なんとなく知っている予備知識やネット上の情報でいろいろと大変そうだ、というイメージが先行しがちです。でもまずはやってみる、ということが出来る敷居の低さ。本当に驚きです。
ちょっと前といっても去年の5月発売のこの本も参考にしたい。
Amazon Kindleダイレクト出版 完全ガイド 無料ではじめる電子書籍セルフパブリッシング
本を飛ばし読みする時間、原稿作成、出版手続き含めて実質3時間?
こんなこと大げさかもしれませんが、実質そんなもんでAmazonのサイト上に本が並べるところまで出来てしまったのです。それも日本のAmazonだけでなく各国のAmazonに!
いろいろと税金とか気をつけるべきこともあるかもしれませんが、まずはそこまで本をAmazon上に売りに出してみる、というところまでの敷居は想像以上に低いのです。
まずは本を開きました。
「第2章 ゼロから始める電子書籍作り 実際に1冊作ってみる」
ここの23ページぐらいの手順に従っていけば、試しに1冊出してみることのすべてを網羅していました。
本を読む、再度読みながら作業をするので1時間ぐらいと見積もりましょうか。
KDP(Kindle ダイレクト・パブリッシング)へまずはアカウント登録するのが、一番ハードルが高いところかもしれません(納税がどうのこうのとか)。
ここは後回しでも良いという説もあるのですが、まずは正しい情報を入れて、登録を済ませてしまいましょう。
いろいろ調べながらかもしれないので、この所要時間は30分ぐらいでしょうか。
そして、出版したい本の原稿を書きます。
過去に何か書いていてお蔵入りしたブログの下書きとか、過去に何記事かに分けたブログ記事をリライトしてひとつの本にまとめるとか、そういった原稿の再活用も良いかも知れません。
1時間と決めて、それなりのボリューム感(数ページにわたる本として成り立つぐらいの分量)の原稿を書き始めていきます。
この時テキストエディタで書いていき、見だしとなる部分には「(小見出し)」というテキストを行頭に入れながら書いていきます。
(小見出し)1.プロローグ
そして書いたテキストはこれから出版の手続きに進みます。
原稿のテキストファイルと表紙画像を作成して、それをepubファイルにします。
よくepubと聞きますが、この本で紹介されていた下記サイトでさくっと変換してしまいます。
EPUB3::かんたん電子書籍作成
ここまで来たらAmazonにKDPのサイトへ移動して必要項目を入力して出版手続きに進むのです。アップロードするファイルは表示画像データとさきほど作ったepubデータ。
値段とか本のタイトルとか入力して手続きをします。
ここで審査が48時間ほどかかると言われるのですが、 今回試しにだしたものは原稿量も少ないためか寝る前入稿、起きたら出版されてた、というスピード感でした。
これで、無事に出版されたのですが、まずは本を出すということは満たされます。でもちょっと考えてみませんか。
自分が書いたコンテンツを見つけてもらう最強の手段では?
これ、意外と驚くべき事ですが、自分が人に伝えたい、と思ったコンテンツをブログに書いても多くの検索エンジンの結果に埋もれてしまって読まれないことも多いでしょう。
しかし、恐ろしいことにAmazonの検索エンジンへのひっかかりやすさはご存じのように強いです。
今回よくあるようなキーワードで本を出してみましたが、試しに検索してみると上位に簡単に表示されているわけです。
そういう意味では本を出版するというのは、自分が書いたコンテンツをAmazon経由で見つけてもらう、最強の手段かもしれません。
しかしながら、気をつけるべき点があります。
基本的に売る、という形をとらなければならないので、買ってもらえるかどうか(読んでもらえるかどうか)は別の話なんです。
買ってもらえれば、コンテンツも読んでもらえるので、自分の伝えるコンテンツプラットフォームとしては最強と感じるのですが、買ってもらえるかどうかは別の話です。
しかしながら、ニッチなジャンルのコンテンツに関してはまだまだ本も出ておらず、その世界で出版できるとなれば、検索結果上位表示で売れる可能性もあるし、自分が伝えたいことが伝えられるかもしれません。
願わくば、このことに気づいてスパムコンテンツ(スパム電子書籍)が世の中に出ないことを祈ります。
というわけで、「まずは出してみる」という第一ステップをクリアしたわけですが、これからは図表を使ったり、きちんと編集して、きちんと売れる物をだしていきたいと思います。
そのためにもこのブログを通じてですが、文章を書く訓練を続けて参りたいと思います。
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