他に選択肢がないか、遠くから眺めてみる

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今晩、友人より自殺未遂したというメールをもらった。
メールが来るので当然ながら無事であるということはわかったのだが、心配になり「お茶でもしよう」と返事して、すぐに向かって話を聞いた。

メールが来た時はさすがに驚いたが元々うつの症状があるということは認識していて、休職し復職をしたという経緯を知っているので、とにかく話を聞いて様子を伺ってみることにした。



内容に関してはここでは詳しいことを書けませんが、こういうときは偏った考え方をしがちの方が多いようです。「認知のゆがみ」とか「評価のゆがみ」と言われます。それが大きなストレスになっていたりします。
話に同意したり「それは考えすぎだよ」というだけでも十分同情しているようにも感じられますが、それより大切なのは違う選択肢があるということに気づいてもらうことだと考えています。

例えば「~しなければならない」という考えに関しては「こういう風なやり方もあるよ」と伝え気付かせると、「そういうやり方もあるんだ」と気分が和らぐケースがあります。選択肢が無く追い込まれている状況から選択肢を提示し逃げ道や別の道があることに気づかせてストレスを和らげます。
直接指摘せず、同じ問題をあらゆる視点でいろんな質問として繰り返すことにより、自分が言っている答えに矛盾・違和感を感じさせて、違う視点があるということに気づいてもらう、きっかけをつくってみたりもします。

ちょうど狭い視界しかなく目の前のことしか見えていない状況に例えると、空高くから見渡してこういう逃げ道や寄り道もあるんだ、と気づくのと似ていると思います。俯瞰的に見るということです。
すると、違う道順・選択肢があるということに気づかされ、「それしかない」と追い込まれるストレスを和らげることにもつながると考えます。

ただ、私にはカウンセリングの基礎も知識もないので、こういう話のやりとりがその方にとって適切であったかはわかりませんし、逆にストレスに感じているかもしれません。

一方でその方が一人・孤独で悩まずにもっと気軽に話しかけてもらえるようになることが必要なんだとも思いました。
実は自殺未遂をする直前に僕のmixiのあしあとに残っていたのです。その時、僕は外出で懇親会などで取り込んでいるということを日記に書いてあったので、そのことを知って電話もメールなどで相談もせず、一人で追い込んでいったんじゃないか、とも考えました。

「根拠のない決め付け」にならないように、それも可能性のひとつとして考えますが、うつの症状を持つ人の身の回りに自殺以外の相談するという選択肢があるということも知らしておく、ということも必要なんだな、と思いました。

もし「死にたい」と思ったら、今どきの方法で恐縮ですが「死にたい」とヤフー検索するとそれに対する検索結果として出てくるものも一度ご覧ください。

この記事を書いた人

iPhone/MacBook Air/Apple Watchユーザー。
2006年よりブログを書き始め、現在はちょっとした効率化をテーマとしてブログを投稿中。

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