最近、血圧や心拍数に非常に敏感になっていて、いろいろ記事をみたりしています。
家庭でも手軽に測定出来るようになった血圧計の出現や、心拍数が手元で計れるApple Watchの出現、そして歩数や移動経路、運動などの記録が自動的にされていくテクノロジーの進化もあり、健康状況に関する記録を取ることが容易な世の中になってきたと思います。
手軽に血圧が測れる環境だからこそ、測ろうよ。変化・異常に気づくきっかけで救われるかもしれない #35歳からはじめたい血圧測定
一方加齢に伴う体調の異変なども気をつけていかなければいけない年頃で、特に血圧や不整脈なども気にしていきたいところ。
そんな中、Apple Watch Series 4には心電図機能が搭載されたが日本では使えないようだ。
Watchのアプリでも下記の様に機能を案内しているのにも関わらず、使用出来ないものもある。
複雑な事情は下記記事が詳しい。
Apple Watch Series 4の心電図機能、なぜ日本で使えないのか | 日経 xTECH(クロステック)
一方、不整脈の検査でホルター心電図をつけていたとしても、その装着期間の24時間や1週間の間に、それを拾えないことはある。発作性のものはいつ起きるかわからないから、そういったことも起きうるのである。
実際に、発作性の心房細動もそれが起きている時に心電図でみないと判断できない。
仮にApple Watchのような日常的に身につけているもので、それが医療でひとつの判断として使えるレベルのものがあれば、もっと早くその症状に気づけたり治療に入る事もできるのではないかと思う。
それによって救える命もでるのではないか。
実際に下記の様な出来事がある。
アップルウォッチが心房細動を見つけて命を救った – アゴラより引用:
米国ABCニュースはアップルウォッチが心房細動を見つけて命を救ったと伝えている。要旨は次の通りである。
バージニア州の46歳男性は、夜寝る前に、アップルウォッチから心臓の異常を警告された。朝起きてもう一度試すと心房細動との警告が出た。疑心暗鬼のまま病院に出向き、本当に心房細動だと診断された。幸い投薬で回復したが、放置すれば死に至るところだった。
つまり、すでにこういう形で体の異常の「気づき」を与えるきっかけになっているのである。
求めていることは医療として使えるレベルの精度、というよりも健康上の何か問題が起きていないかどうか、ということを示唆してあげることである。それがきっかけで医療機関を受診し、検査や治療に入って問題が見つかれば、治療に入る事ができるが、そこに至らなければ、命に支障をきたす結果になることも想像できる。
冒頭の写真にあるように、日本国内では高心拍数の通知はできるようになっている。
例えば寝ている時や、普段仕事でデスクに向かっているときなど普段心拍数があがらないようなタイミングで心拍数が高くなって通知される。
この機能でも何か問題が起きている、ということに気づかされる。
この機能が文字通り、日本でも使えるようになってほしい。
ここにも書いてあるとおり「早期診断および早期治療は脳卒中などの合併症を防ぐことができます。」だからだ。
上記画面の案内のようなことが日本国内でも使える日を待つと同時に、これによってこれから多くの人の早期受診が促されれば、救える命は増えるかも知れない。