超セクシー心理学―毎日がゾクゾクするほど楽しくなる
この本の表紙を見て、いかがわしい本と思われてしまいそうです。
しかも値段的にも本の適度の厚さ(紙が厚いんだと思います)が、コンビニのエロ本の上とか横ににありそうな、ニッチな本とかと一緒に置かれていてもおかしくない雰囲気です。
裏表紙を見ると「最初はアヤシイと思っていたのに、読んでみると大感動!」ってまるで、自らこの本はアヤシイと言っていそうです(笑)。
キスとかエッチとかセックスとか
そんな言葉が本書にでは多々出てきます。
でもタイトルにあるように「心理学」の本なんですよね。いや、れっきとした心理学の本です。
Chapter1 適度な刺激でゾクゾクするほど楽しい日々
Chapter2 クラクラするほどの恋愛を
Chapter3 人間関係をより深くするエッセンス
Chapter4 セクシーライフを送るために
Chapter5 人生やり直し機 ~精子物語~
こうやって目次を見てもちょっとおかしいと思いそうですが、ちょうど恋愛やセックスに興味を持つ年代、20前後でしょうか。その年代にとって興味関心の強い分野から自然と心理学に入っていくスタイルの本です。
でもそこで学んだ心理学のことは、これから社会に出て行った時に仕事環境であったり、友達づきあいであったり、そういったところでも応用のきくような内容ではないでしょうか。
でも、この目次にある「人生やり直し機 ~精子物語~」は本当に物語なんですけど、読み応えがあります。というかここの章だけなぜか異色なんですが、このストーリーを読み終えたときには命の尊さを別の視点で垣間見ることが出来ます。
献身的な愛は何も残さない
イタタタタ。
いや、そういうことは置いておいて。
よくホストに何万円も貢つぐとか、そういう話があります。これを認知的不協和理論で説明しています。
「貢いでいる」
↓
「好きでなかったら貢がない(マイナスの思考、矛盾)」
↓
「好きだ(プラスの思考、矛盾を解決)」
すごく短絡的に書きましたが、こういうことが起こっています。そして、その逆も然り。尽くしてもらっていたら逆に「こんなにいいことはない。何か悪いことがある。きっとこの人のこと好きではない」的にマイナスの方へ思考が変化してしまう。
イタタタタ。
と言った感じで、心理学の視点から身の回りにあることを斬っていると思えば、先ほどの本と同じですが、こちらのほうがどちらかというとより若者向けに噛み砕いて書かれている本です。