本来であれば「プラズマクラスターがいいね」とか「Ag+イオン」とか最新機種のカタログに近いことをレビューしてしまいがちなのですが、10年ぶりに買い換えることになった今回、いろんな気づきを得ました。全自動洗濯機以前の二層式の洗濯機を使っていた社員寮時代も懐かしくさえ思わされます。
単身世帯向けの洗濯機の洗濯容量が増えている
確か初めて全自動洗濯機を買ったときは3.8kgだったと思う。そして次に買ったときは4.2kg。
先日、家電量販点で洗濯機を見ていたら、最近は5kgぐらいのものもコンパクトに収まっていて、洗濯をため込む人にも容量アップにより洗濯回数を少なめにできるので 容量というベーシックな要素に関しても素直に良くなっているんだなーって思いました。
きめ細やかな洗剤・柔軟剤入れ
以前使っていた洗濯機も柔軟剤を入れるトレイのようなものがあったのですが、今回の機種は写真のように引き出しのように引っ張って入れる、という形になっていました。
以前は洗剤は液体であろうと粉末であろうと衣類に直接かけていたわけですが、今回の機種ではこの奥のほうの容器に液体洗剤を入れることになっています。ちなみに手前は柔軟剤入れで、奥の方の容器を外して粉末タイプの洗剤を入れる、という使い方をするようです。
何が驚いたかって操作手順の違い
普段と同じく説明書を読まずに使おうとしたのですが、うまく洗濯を開始できませんでした。しかもエラーコードが表示されているのですが、その意味すらわからないので、やっぱり説明書を開くこととなります。
すると、手順が今までの洗濯機と違うのです。
- 洗濯物を入れて洗剤を入れる
- ふたを閉める
- スタートボタンを押す
いままでの洗濯機はこんな感じだったと思います。しかし、ちょっと手順が増えているのです。
- 洗濯物を入れて洗剤を入れる
- 電源を入れてスタートボタンを押す(ふたは開けたまま)
- 水を注がずに洗濯物を軽くなんどかまわして計量します
- 洗濯物の量に応じた水の量が出てきます(例:44Lなど)。同時に洗濯時間の目安も出てきます。
- それに合わせた洗剤や柔軟剤を引き出し型トレイの中に入れる
- ふたをしめます(ふたを閉めると自動的に洗濯機が注水を始め動きだします)
この手順が面倒とちょっと思ったのですが、洗剤や柔軟剤を適切な量を入れられることと、洗濯物の入れすぎを事前に防げること(これもエラーを出してくれます)、そして洗濯が終わる時間が読める、ということが挙げられます。
とりあえず、説明書はしばらく読む必要がありそうです。なぜなら、洗い方や機能なども増えていますし、ボタンなどの選択肢が以前の洗濯機よりもずいぶんと多いのです。二層式洗濯機のシンプルさが幻のようです(ただし、真冬に二層式は脱水槽に持って行くのに手が冷たくなる辛い思い出が多いですw)。
そして、初めて乾燥機付きの洗濯機になったので、ようやく今までの悩みだった梅雨の時期の洗濯や急ぎの洗濯などについて問題解決してくれるだろう、と期待しています。
とりあえず、洗濯機というシンプルな家電が少し複雑に、でも段違いに高機能で便利になってきていることを痛感しました。慣れるのに時間がかかりそうです。説明書をちゃんと読んである程度使いこなせるようになると、衣類に関する悩みが解決しそうです。
本当はドラム型の横側に扉が開き、靴とか帽子とかの除菌とかしてくれそうなものがよかったのですが、これは設置場所に置けるかどうか、小さめのマンションだと微妙な線なのでサイズを確認したら、縦型のものにおちついた、という感じです。